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帝国主義について

2006/11/30 灯台守 60代 自営業

 imperialism(wikipedia)自国の民族主義、文化、宗教、経 済主義体制を拡大する為、他の民族や国家を侵略し..... ..現在ではその様な問題設定がなされる事は少なく、これは マルクスレーニン主義の特殊な用法とも言える。

 今何故、帝国主義を論じようとするのかと言うと、さざ波通 信の中で“自虐史観”として、これを右翼の跳ね上がりと見る 見方も有るようだからです。戦前の日本史の多くが帝国史観、 自虐史観として葬り去られていたからです。特に、明治維新か ら日清、日露戦争頃の日本史が帝国主義と言うレッテルで消去 されて来た歴史が有ります。特に、中国共産党、韓国、北朝鮮 、日本共産党によってなされて来ました。更に、アメリカによ る東京裁判も大きな問題でした。欧米によるアジア、アフリカ の植民地支配の責任が、日本のアジア侵略というレッテルで、 日本にその大半を転嫁されてしまったと言う事です。民主的国 家の戦争責任は、国家が責任をとるべきです。専制国家の戦争 責任は専制者が取るべきです。日本の戦争責任者は国家が取る べきでした。しかし、アメリカを始めとした戦勝国は、戦争責 任を一部の個人に転嫁しました。日本にはナチス党のような戦 争指導をした組織は有りませんでした。もし、軍国主義者とい う範疇を設定しようとするとその末端と、それ以外とを区別す る境界は見当たりません。軍国主義と言うなら、日本の国体そ のものが軍国主義でした。軍国主義はどのようにして生まれ育 ち、敗戦に至ったのでしょうか。明治維新より敗戦にいたる、 日本の歴史が消去されてしまったというのはその事を指してい っています。軍国主義は明治維新によって西欧列強に対抗して 、日本の独立を達成しょうとして、日本が編み出した方策です 。石原莞爾の“世界最終戦総論”もこの様な脈略の中でなら、 意味のある戦略として理解できるでしょう。(理解できると言 うのは肯定するものでは有りません。社会的意味の脈略を言っ ています。)この国家の主権という問題は後日論じて見たいも のです。

 東京裁判によって、打ち立てられた個人の責任は、日本人に 後々祟って来る問題を投げかけて来ました。戦犯の責任は“人 類に対する罪”でした。この事はアメリカ人一般に“日本人の 好戦性“と言うレッテルを貼る原因に成りました。アメリカ人 のみではなく、欧米一般、アジア、アフリカ人の中まで、公式 的論理が存在します。戦後60年の日本の平和主義に対しても中 国、韓国、北朝鮮の論理の底に、欧米一般の合意があります。 最近もアメリカ下院特別委員会で”日本軍による従軍慰安婦“ についての決議案が採決されました。(本会議では不採決にな る模様、この事については、右翼のブログに詳しく乗っている 。)何故、戦後60年経ってから問題に成ったのでしょうか。 私は、これは古い問題ではなく、新しい問題だと思います。歴 史を知らない人々が大勢を占めてきた今の問題だと思います。 しかも、中国共産党、韓国、北朝鮮に加え、日本共産党、マス コミの一部まで加え、日本の歴史を書き換えようとしています 。幕末の動乱に倒れた志士、明治の戦争で倒れた名も無い戦士 、これらの人々の名誉がかかっています。未来の日本人の名誉 もかかっています。如何様イデオロギーによって、事実として の歴史を書き換え様など、決して許すわけにはいきません。

 自虐史観と言われるものの中に、実は、イデオロギーによっ て捻じ曲げられた歴史観、イデオロギーの道具として、現実政 治の中で自己の主張を優位に進めるための方策として使われて おり、決して単純な問題ではなく、深く広い問題です。現代右 翼の論理にも見逃せない論点も隠されています。此の点につい ては、所謂左翼には論理的優位はありません。未来人からの批 判は予定されています。

 そして、その決定的論理が何と帝国主義論です。