参院沖縄選挙区補選で狩俣吉正氏が野党の統一候補に擁立さ
れました。久しぶりのうれしい知らせです。
しかし、気になることがあります。
2006.12.15の「組織運動」討論欄のぴーす2006さんの「沖
縄知事選を題材に共闘のあり方について」という投稿です。
「この最大の理由が共産党の共闘手法にあると思うのです。
「一致合意したうえですすめる」という主張は、一見正しいよ
うに見えるのですが、「一致できないことはしてはいけない.
共産党が合意しないことはしてはならない」という意味になり
、全ての構成員に拒否権を与えることを意味するのです。この
原則が持ち込まれると共通できる部分だけの運動に矮小化して
しまい、多様性で補い合うような運動にならないわけです。最
大公約数の運動になってしまうのです。
この問題点は、ぴーすさんが後段で指摘されているように全
体の力量を最大限に発揮することを妨げることと、拒否権を主
張することは、全ての構成員に拒否権を認めることを意味し、
自らの主張を表明する妨げになることを意味するからです。こ
れは今後の闘いに大きな禍根を残すことになると思います。