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一般投稿欄

浅野氏関連討論のお礼と相互批判を通じた政策形成につい てー鈴木嚇子様、まっぺん様、樹々の緑様へ

2007/4/7 とんび 40代 医療専門職

 3.6付けで一般投稿欄に掲載された拙稿「浅野氏の立候補表 明をめぐって3」へ貴重なご意見をありがとうございます。私 の思いがある意味でかなったかな、と感じここに、現時点での 意見を述べます。なお、本稿が掲載される頃には、選挙結果自 体は出ているのかもしれません。
1)浅野氏の政策が、良い方に変わっていったことは大歓迎
 浅野氏の主張は、3.6時点からずいぶん具体的になりました 。詳しくは皆様のご指摘の通りです。都民の福祉を拡充し、大 規模開発を止め、都政の私物化と同族主義を排すること、人権 と民主主義、アジア諸国への配慮など、吉田万三氏のもともと の主張にずいぶん近くなったのです。
2)政策が変わった背景には相互批判がある
 このように、政策が変わっていった背景には、諸氏のご指摘 にある運動を担う人々の思いとともに、吉田氏側や共産党など との相互批判のプラス効果があったものと思います。逆に、こ のような市民運動の支えやチェックなどのが減ると、新自由主 義改革+大型公共投資型の政策になる可能性を秘めているもの と思います。
3)惜しむらくは秋の時点で工夫はなかったか
 告示直前で、政策もはっきりしないまま、でないでない→や っぱり出るとなる人は、その時点で怪しく感じました。秋には 吉田氏や、民主党なども参加したシンポジウムもありました。 その時に、望ましい政策のポイントを練り上げ、候補者を一本 化できなかったものかな、と思います。(そのシンポジウムで は、民主党は頑強に共産党との共闘を拒否し、がっかりしまし た)吉田氏は、政策が合うなら調整役になってもよい、と言っ ていたようです。
4)終わりに 都議会民主党の問題があまり論じられない不思 議
 この間の議論で、共産党の問題はずいぶん論じられました。 しかし、私の認識では、都議会民主党の問題の方がもっと深刻 と思います。ずっと石原与党だったのに来年度予算案への突然 の反対、共産党との共闘拒否、内部候補(菅直人氏?)か党外 かのゴタゴタのため政策的打ち出しが大幅に遅れ(というか、 自民ー公明と差を出しにくいし、出すつもりもあまりない?) 。このわかりにくさは、今回の都知事選挙での大きな問題、つ まり沖縄でできることがなぜ東京ではできないか、に関係する と思います。樹々の緑様の御論説に若干触れられていますが、 民主党は「自殺行為」をすでに繰り返し、ジレンマに陥ってい るのではないでしょうか。(もちろん、民主党への呼びかけと 建設的政策論争は続けるべきと思います)

 「どう組織するか」が目的というのには、私も賛成であり、 むしろ都知事選後にも無党派層を効果的に組織する取組が続い てほしいと考えております。統一地方選挙の後半戦や、参議院 議員補選、7月の同半数改選など、チャンスはたびたびありま すね。