投稿する トップページ ヘルプ

一般投稿欄

都知事選について(1)

2007/4/20 風来坊 50代 自営業

 都知事選について旗旗(草加耕助の部屋)というブログが 浅野氏を支持した左派の一定の意見を反映していると思います ので抜き書きしてみたいと思います。

全国の左派市民は浅野史郎氏に勝手に連帯せよ!
都知事選にあたって浅野史郎さんを支持いたします。以下そこ にいたるまでの考えを書き、同様の立場をとるよう、私のよう な全国の左派市民に呼びかけるものです。
●選挙に対する左翼の立場

 細かく言うならば、一つめの「選挙ナンセンス派」でも、自 らの主張に筋を通すために、積極的に棄権(ブツジョア議会選 挙のボイコット)を通す人と、選挙で世の中は変わらないこと は前提にしつつも、少しでもマシな世の中にするため、その当 落にかかわらず、ささやかに意思表明として社共などに投票す る人の2種類があ ります。
二つめの「革命的議会主義」派でも、本当に「革命派」で、レ ーニンが主張する通りに「それが最も反動的な議会であったと しても、プロレタリアの宣伝.扇動の場として 利用し、そこ で活動すべきだ」という人と、現在の共産党のように、マジで 遠い未来での議会の多数派を目指している人がいます。
 いずれにしましても、左翼は選挙や議会内での現実の動きに 関して、非常に突き放した見方をしていました。
 4つめの共産党の立場は、一見すると議会内の動きに熱心な ようにも見えますし、実際、選挙に熱心なのですが、自分たち 以外のどこが主導権を持とうが「すべて同じ」であるという立 場から、現実の議会内部の保守政党を中心とする権力闘争や駆 け引きに影響を及ぼし、場合によってはキャスティングボード を握るなど、少しでも民衆の利害を議会を通じてしたたかに実 現してやろうという類のものではありません。
 たとえば共産党は前回総選挙で全国300の小選挙区に275選挙 区で候補者を立て、こういう言い方は失礼で申し訳ないのです が、現実問題としてはそのほとんどの選挙区では「泡沫候補」 です。
 事実としてこの大半の223の選挙区で法定の最低得票をえる ことができずに供託金没収、その額は6億6千9百万円もの巨額 に及んでいます。
 こういう状態が半非合法時代から何十年と続いていますが、 この体制に党内で誰も疑問をもたないこと自体が「革命的議会 主義」の発想そのものです。
●孤高の革命主義だけでは足りない
 最近思うのですが、こういう「孤高の革命主義」だけではい けないのではないかと。左派だって、もう少し選挙に関心をも ってもいいのではないかと思うようになってきました。
 そういう空気を反映して、市民サイドからも、次の参院選な どで、反安部の機運をもっている人が党派や思想の壁を超えて 応援できる「野党統一候補」を求め、政党や議員を突き上げる 動きが目だっています。
 それは「これ以上、自公の横暴を許してはいけない」という 悲鳴に近い声なのです。これを各政党や議員がどれだけ受け止 めることができるか、その度量が試されていますし、私たちは その反応をじっと見ています。
 とりわけ左派にいくほど社共に対してむしろ厳しくじっと見 ています。
 共産党系の人は「自分たちばかりに妥協を求めて」という不 満を表明されることが多いのですが、それは期待感の裏返しで あることに気がついてほしい。
 誰が現在の閉塞的な状況を突き破るのか、結局それは今の政 党に期待できず、在野から新勢力を作っていく以外にないのか 、従来なら社共の「支持層」になるかもしれないはずの人々は じっと見ていますし、安部が改憲を明言し、時代が分水嶺に立 っている現在、少しでも現実に時代を動かせるかどうかはこれ から先十年におよぶ各党への評価を決めてしまうかもしれませ ん。
 しかしその重大性について各党はまだわかっているとは到底 思えません。
 そういう意味では、共産党が沖縄の知事選や参院補選で少な くとも統一候補に応じたこと、また、浅野さんを批判する「赤 旗」記事のために共産党が作った宮城県知事時代のデーターが 間違っていたと認めて謝罪したことなど、そういう「小さな変 化」を高く評価したいと思います。
 こういうことの積極的な積み重ねが、共産党の支持者を増や していくのだと訴えたい。城陽市でバリバリの保守系を担いだ 時にはさすがに「?」だったけれど、それに比べれば浅野氏を 担げないはずはないと思います。