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都知事選(3)

2007/4/23 風来坊 50代 自営業

●ペテン的選挙制度を公正なものにあらためよ

 そうは言っても明日に選挙制度が変わるわけではありません 。今はこの制度を前提に考えるしかない。参議院選挙において も、前回参院選で、もしも野党共闘が実現していた場合、実は すべての一人区で野党候補が勝利し、おそらく小泉政権はその 時点で瓦解していたのです。民意が正確に反映されなかったが ゆえに、小泉政権の延命を許してしまいました。このことによ り、現在の危機的な情勢が招かれたと思います。もはや一刻の 猶予もない、のんびりとお互いの認識の違いを角つき合わせて 議論しているような、そんな甘っちょろい情勢でないことを、 すべての左派(+穏健保守)の市民と政党は認識するべきです。
 自党の消長も大事でしょうが、もっと大局に立ち、この状況 をどうやったら食い止められるか、もっと必死に頭をひねって 考えてほしい。
●注または補足として
 各政党の皆さんには、「歴史的な経緯」が抜けているという ご不満があるかもしれません。そういう経緯を説明して「私た ちはちゃんとやってきた。みんな他党が悪いんだ」と言いたい ことがあるかもしれません。その気持ちは痛いほどわかります し、心中を重々お察し申し上げます。ですが、あえてそういう いきさつは、省いて、「現実に」「現在は」どうなのかという 書き方をしました。だいたいそういういきさつを言い出せば、 私なんか過去を懺悔して全面屈服しない限りは未来永劫に共産 党を支持できないことになってしまいます。
 そんな過去のいきさつを度外視して(お互い相手に懺悔する ことを要求せずに)ファシズムの脅威の前では手を結ぶことを 訴えているのがこのエントリーの趣旨であることをご理解くだ さい。