投稿する トップページ ヘルプ

一般投稿欄

「試す価値あり」に力点を置いたつもりでしたが-原仙 作様へのお礼

2007/4/29 とんび 40代 医療専門職

 主に2007年都知事選挙をめぐって、政策的一致が十分な いなかで共産党が民主党の推す候補に勝手連的に支持する方式 (原仙作様 現状分析対抗戦略欄 )に触発され、「納得はい かない、しかし、試す価値あり」(一般投稿欄 )という拙文 を寄稿した。
 原様から、拙論の末尾部分に関し、ご意見を詳細にいただい た。スルーしたいお気持ちの折に、詳しくご討論いただいたこ とには御礼申し上げます。
 拙文は「試す価値あり」に力点を置いたつもりであったが、1999 年の不破政権構想問題と関連し、末尾部分にご意見の焦点が当 たってしまったようである。
 拙文が論旨一貫しないように見えるのは、題名にある通りで あろう。しかし、私が言いたかったのは、2003年以後顕著だが 、共産党が「政策的一致 かつ 共闘の意思」をふりかざし、 自公政権存続にもつながる衆参全区立候補路線(自公共路線) と「たしかな野党」論をとっていることの問題をどう打開する かという点で、政策面では納得が十分行かなくても民意の変化 を敏感にくみとって民主党も推す候補への勝手連方式でとりあ えず勝利を目指し、当選した後のチェック(内部的批判)を怠 らないやりかたはどうかということであった。
 その具体的実例として、いわゆる「改革派」知事たち(浅野 氏もその一人)の政治の実態を挙げたのである。今回の都知事 選挙では、新自由主義的改革+大規模開発路線という実績のあ る浅野氏が政策も明らかでないまま直前に立候補表明し、他方 、共産党が推す吉田氏は政策を早いうちから示しながらも秋の 時点で候補者調整の可能性を示していたのである(共産党が吉 田氏の候補者調整論をどうみていたかは知らない)。
 無党派層をめぐる原様の連作への意見として、民主党と自公 の改憲大連立の懸念を述べた。実際、国会では、改憲大連立寸 前までいっていたことも、読売新聞の憲法関連イベントで民主 党枝野氏の安倍・小沢批判の中で示された。国会の2/3によ る発議という条項の重みである。参院選の結果によっては、し びれをきらした民主党の右派が飛び出すような動きがあるかも しれない。とすれば、参議院選挙においては、勝手連方式をと るにしても、単純に民主党を勝たせるだけでは不十分でその後 のチェックは不可欠であり、のぞましくは、護憲の立場の平和 共同候補・比例共同リストのような、改憲大連立に楔をうちこ める運動が急速に必要と考える。