(2)本サイトの立ち上げ当時は、不破氏による共産党から民主党への無原則な すりより、日の丸君が代容認、天皇制擁護、新自由主義的改革論への美化、 への批判が論議の中心であった。あれから8年、いまや、政策的一致が十分で ないままに民主党推薦候補への勝手連的支持論まで活憲派から飛び出す 状況である。
共産党中央が民主党と連立を組むために理念なき迎合や無原則なすりよりを した事と、ファシズムの危険が高まって来ている中で、それに打撃を与えるために 共闘や統一を求める行動を同一に論じるのは納得できない。また、この場合 あくまで我々の主張を反映させるためであって、我々の主張を後退させる ものではないし、無原則なすりよりをするためではない。
むろん社会民主党は、現在の国家のなかにいても、手に入れられる陣地は ことごとく手に入れて、いたるところで進出してゆかなければ、現実に有力な 存在とはなりえない。これは事実だ。けれどもそのばあいの重要な前提は、 手に入れるべきものはあくまで陣地だ、ということである。それは、それを 拠点としてわれわれが、ブルジョアジーおよびその国家を相手どり、階級闘争を たたかってゆける陣地でなければならぬ。 (ひとつの戦術問題 ローザ.ルクセンブルグ)