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台所から政治に怒る・参院沖縄補選

2007/5/8 たれりん 30代

 少し古い話題になって恐縮ですが、4/22に投開票された 参院沖縄補選について一言。

 もう少し投票率が上がっていれば逆転も考えられたのでしょ うが、野党連合は22.8万、自公連合は25.5万票という 結果で負けました。

 今回の選挙戦の特徴は、野党連合が、共産と距離を置き、基 地・平和・歴史ねつ造(歴史教科書における日本軍の記述の恣 意的削除)を後退させ、自公なみに経済振興を前面に押し出し たことが挙げられると思います。

 ここで中心的役割を果たしたのがやはり公明・創価学会。
 沖縄は、高い失業率を背景に、経済界と結びついた自民・支 配層の力を創価学会が利用し「現世利益」を提供することで、 信者を急激に増やしている、公明・学会の草刈り場と化してい るように感じます。
 2004年の前回・参院選は異常でした。浜四津代表代行が 石垣島にやってくると決まって、街は50メートル歩くと必ず 「浜四津ポスター」にぶつかるような具合。自由連合・徳田虎 雄(病気のため引退)の徳洲会病院も包囲されました。離島へ 向かう航路には二社が競合しているのですが、そのうちの一社 の窓口には聖教新聞、隣の土産物屋の二階には学会の三色旗が 。観光に来た人々を不安にさせて恥じない、カルトぶりです。

 生活することに閉塞感が本土以上に強いと思われる沖縄。生 きるためには、生命を永らえさせるには魂を売り飛ばさなくて はならない状況に追い込まれているのが、祖先崇拝・自然物崇 拝を捨て創価学会に入信せざるをえないのが、沖縄で公明が躍 進している原因ではないのでしょうか?

 ところで、昨年に行われた知事選での、集落やまちを二分す る激しいたたかいが後遺症となって、投票抑制につながったの ではないのか、と私は感じるのですが、読者のみなさんの意見 ・分析はいかがでしょうか?
 参院選・通常選挙はもう間近です。糸数慶子候補の返り咲き を何としても果たすためにも、知恵を出し合わなくては…

 面白いことに、沖縄県の北となりの奄美大島出身の本土移住 者は、私の周りだけかもしれませんが、創価学会に取り込まれ た人が多いのですが、沖縄出身者が3割・4割という大阪市大 正区は、市議選1人区で党公認・小谷議員は4期連続当選の離 れ業をやってのけましたね。

 補選で勝った自公候補は「台所から政治を変える!」と連呼 していましたが、当選インタビューで「子育て支援をする政治 をすると選挙戦、訴えていましたが」のアナウンサーに対し、 「子育て支援をやっていきます。」と、具体策を尋ねるアナウ ンサーに、おうむ返しに答えるだけ。スローガンだけの中身の なさは歴然。背後に座る稲嶺前知事はじめ、保守界の重鎮たち 。操られるだけの議員になりそうな…

 公明も、子育て支援というのなら、乳幼児医療費無料化の法 律を一本でも提出してみなさい!といいたい。
 数千の自治体での個別の運動もやらなくていいし、財政規模 の地域格差に泣く住民もなくなる、というもの。
 与党にあっても、法案提出権があっても動けない公明のこの 事実、党はここを突いてみてはどうでしょうか?