灯台守さんのお考えは了解できる。ただ、私の主張と文脈が
異なる。
私がいまの安倍政権を「米国政府や国際世論からまともに相
手にされていない」と想うのは、イラク侵略戦争に当事者のア
メリカ政府でさえ、イラク侵略の誤謬を認めている。安倍政府
は、いまだにイラク侵略戦争を正しかったと強弁している。
そして欧米においては、中国侵略や従軍慰安婦のことを謝罪
しながら、日本国民には二枚舌を使い、居直りと国民を愚弄す
る声明に終始している。
そのような安倍政権の政治的基本姿勢は、すでに外国ではま
ともな政治とはみなされていない。安倍政権自体が全く相手に
ならないのである。
このことをもってして、日本政府のことに私は言い及んでい
る。灯台守さんが戦後国際政治史をつまびらかにしつつ展開な
されていることにはなんら異論はない。
以上私の真意を簡略に述べた。灯台守さんにもしご不明がお
ありならば、おりを見て、再び対応させていただく。思考する
機会を与えてくださったことにお礼を申し上げたい。