5月7日づけの灯台守さんの投稿文「日本共産党に期待する人の其々の見 方」のなかに事実を誤認した記述があるので、読者に誤解をあたえるといけな いので指摘しておきたい。
文中の「宮本元議長は訪中して周恩来とは合意を見たが、毛沢東とは決裂 し、北京では日本人留学生の紅衛兵に暴行され、平城へ逃げ帰った。特に、緒 方元国際局長は酷い怪我をした事実がある。当時の赤旗参照。」の後半部分を 読むと、宮本元議長が紅衛兵に暴行されたと述べているようにとられるが、お そらく主語に相当する語句が欠落したのでしょう。この部分は1967年8月 のいわゆる北京空港事件を指したものとおもわれるが、宮本元議長が最後に訪 中し、毛沢東と会談したのは前年の1966年4月のことである。当時、中国 では国際的な友党の代表にたいしては国賓なみの待遇があたえられているわけ でこうした暴行事件がおこるはずはないのである。
北京空港事件とは北京にあった日本共産党の党組織の造反派らによって党中 央から派遣されていた砂間一良氏とアカハタ特派員の紺野純一氏が暴行をくわ えられた事件。緒方氏の名前がでているがこれも紺野氏の誤りであろう。