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風力発電について

2007/7/24 風来坊 50代 自営業

 地震に伴う柏崎原発の事故との関連で、社民党の福島党 首が風力発電の推進を提唱している。しかし、風力発電はクリ ーンなエネルギーの看板を掲げた自然破壊の元凶だと思います 。
 昨年入笠山で風力発電所建設の動きがありました。
入笠山~鹿峰高原までの尾根上、山室川と小黒川の間の尾根( 総延長11km)1000kw級風車(最高地上高100m、最大30基、20m 四方深さ10m鉄筋コンクリート基礎)
入笠山~芝平峠を経て南西に延びる尾根上、山室川上流部を取 り囲む山域(総延長15km)1670kw級風車(最高地上高110m、最大33 基、20m四方深さ10m鉄筋コンクリート基礎)
 つまり、300m~500m間隔で100mの風車が63基も山頂に林立す るわけです。
 巨大風車の基礎工事で4000立方メートル×63=252,000立方メ ートルの穴を掘ることになりますが、垂直には掘れないので、2 倍以上の大きさの穴が必要とのことです。
 4000立方メートルとしても、7200t×63=453,600t実際には100 万t近く
 これだけの土砂の搬出、機材の搬入、メンテナンスのための 道路の拡張建設、土砂の廃棄、風車の回転に伴う風、騒音、ど れ一つとっても、自然破壊以外の何物でもない。
 これが、昨年末中止にできて安心していたのも束の間、また 風力発電の話題が広がりそうなのを危惧します。
 だいたい、出力を制御できない風力発電は、蓄電を前提とし ない日本の発電システムの下では、閉鎖された空間以外では役 立ちません。
 風力発電や太陽光発電のような出力を制御できない発電シス テムは、環境政策の広告塔、という機能を除けば、電力供給シ ステムのお荷物にしかならない、高価な玩具にすぎず、代替の 発電方法としては、全く意味がありません。
 護憲勢力の前進を願う者の一人として、福島党首のこの非科 学的な発言を残念に思います。