北海道は札幌市のある地域支部の党員をやっているコバウおじさんと言います。
今回の参議院選挙は共産党にとって厳しい結果となりました。特に選挙区選挙では6 年前は当選できた東京選挙区でさえ、共産党候補の田村さんが改選数が1増えて5に なったにもかかわらず当選できず、東京での議席を失うことになってしまいました。 そして比例代表では得票数こそ前回並みの440万票を確保したものの、得票率で前 回より減らし、4から3に減らしてしまいました。共産党にとっては、まさに惨敗と いって差し支えないにもかかわらず、翌々日31日付のしんぶん赤旗一面に掲載され た党中央委員会のコメントを読んで失望感を覚えました。なぜなら、選挙で全敗し、 比例代表で議席を減らしたにもかかわらず、比例と幾つかの選挙区で若干の票を増や したから問題がないかのような書き方の上に、日本共産党が政治論戦で一定の役割を 果たすことが出来た、と敗北のことをどこかの他人事のように捉えていたからです。
また、中央委員会のコメントの中で「有権者が、自民・公明の枠組みでは日本の前 途はない、と判断した結果といえます。」、「今回の選挙での自公政治にたいする国 民の審判は、それにかわる新しい政治の方向と中身を探求する新しい時代、新しい政 治的プロセスが始まったことを意味するものです」と書いてあったことについては同 意しますが、では、共産党がその政治的プロセスの主役になることが出来るのかとい えば、現状のままでは無理といわざるを得ないでしょう。そして志井委員長や市田書 記局長は惨敗にもかかわらず辞任もせず、言葉が悪いですが、居座りつづけていて は、一般民衆から共産党のトップは責任をとらないのかと見られても仕方がないと思 います。
今回の参院選では街頭でのメガホン宣伝やビラ配布、それに比例代表候補の選挙 カーに乗って手振りやアナウンスまでやってかなり頑張ったと自分では思っていま す。だからなおさら党中央のコメントには党への支持拡大のために頑張ってきた党員 や後援会員への申し訳ない気持ちが欠けていると思ってしまいました。
選挙で敗北して、あのような他人事のコメントなんですから、ふざけるな、といい たい気分です。ちなみに私が一票を入れた紙智子さんは当選することが出来たので、 そのことについては良かったと思っています。志位さんよりは佐々木憲昭さんのほう が委員長に向いていると思っています。今回の参院選の結果について申し訳ないと思 うならば、志位さんはとっと委員長を辞任してほしいです。