最近、TV番組でKYと言うはやり言葉があるのを知った。KYを 読めない投稿者がいて、KYを理解している党幹部がいるとしょ う。党幹部は、方向性を見出せず、投稿者は幹部を批判する。
党官僚は、党を裏切る事は出来ない。平党員はソット離党す れば足りる。見てみぬ振りをする党員は最悪だ。内部告発する 勇気は無い。大っぴらに発言するには、民主集中制と言う“枷 ”がある。何処かのカルト集団に実に良く似てしまった。
九条の会から参議院選挙に出た“天木直人”氏(通産省出身 の経済学者)も、残念ながら当選出来なかった。
KYはどうなっているのだろうか?私も戦争の放棄条項は、外 すべきではないと思っている。自民党でも此の事には賛同者が 多い筈だ。“常識”的に通常、今時、此の条項を外せと言う人 は居ないであろう。又、国家主権を主張する国の為政者なら、 日本の国防軍を表面的には非難出来まい。ま、程度の差は有る が。
韓国で、アメリカとのFTA交渉に反対して、焼身自殺する者 まで出て来たが、今度は、ECとの間でFTAの交渉が始まったが 、此れに反対の表明は聞かない。多分、アメリカに反発したの で、ECとのFTAは問題にしないのだろうか。
社会主義国家が成立すると、祖国防衛軍は当然に組織される 。戦後間もなくまで日本共産党は、独自の防衛軍構想があった 。政権から遠のいて防衛構想は消えた。結局、論理的矛盾だ。 非武装社会は、未来社会的方向性は有るだろうか。どの位先の 社会を言ったら、非武装社会に成るのだろうか。他に寄りかか らず、自立した個人が組織する社会を目指すのが、私の望みで はある。その様な未来人が非武装の社会を作り上げるには、如 何程の時日を必要とするのか、出来るのか、予測の範囲ではな い。
周囲の国の信頼によって国家を維持すると言う憲法条項は、 美しい言葉に見えるが、言い換えれば、他への依存で有る事に は違いない。ポルポトが大量虐殺を行った時、ベトナム軍は躊 躇なく軍隊を送った。当時一部ではベトナムの侵略行為である との非難を行った。こう言う事態は、どの様に考えたら良いで あろうか。
私は、将来、国家主権は制限されるべきと考えている。無論 、無条件ではない。戦争は法廷で裁かれる様に成って欲しいと 考えている。但し、戦勝国の指導者も例外なく裁かれるべきで あろう。過って、オランダでその様な動きがあった。アメリカ の指導者は湯気を立てて怒った事は当然だろう。オランダ政府 は直ちに法文を書き換えた。そうしないと、ブッシュはオラン ダ旅行が不可能に成ってしまうから。戦争指導者を法で裁く事 には賛成であるが、公正な裁きが前提である。現代社会は、力 による戦争裁判であって、戦勝国の戦後処理の域を出ては居な い。
法にしても科学的検証によって、公正さが検証される様に成 るには、まだまだ、時日を要するであろう。国際政治の力に依 る政治や国際的謀略を理解出来ない人達が、跋扈する日本の感 性文化は、一日も早く是正したいものだ。とばっちりを食いた くは無いと考えるのは、私一人であろうか。リアリズムを旨と するマルキシズムが、感性的視点を持つ人にのみ支持される事 態とは、とんでもない逆転現象を共産党は演出している。