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一般投稿欄

改憲派、保守党などという二者択一ではなく、相手の相違 点矛盾点をよく見てみよう

2007/8/27 風来坊 50代 自営業

 民主党は改憲派でも安部に繋がるネオコン系の前原グループ( 前原誠司、松原仁、野田佳彦)、小沢氏を中心とする国連決議 を前提とする改憲派、中間派、菅氏のような市民運動.護憲派 、旧社会党を中心とする護憲派までいる。 自民党も改憲を党 是としているが、安部を中心とするネオコン系の改憲派から加 藤紘一氏のような「専守防衛」派までいる。
 また、小沢氏が改憲論者であり、自民党が改憲を党是として いることだけから、改憲の危険性が常に同じわけではない。
 要は、こうした各党派内の矛盾を正確に掴み、こうした矛盾 を顕在化させていく努力と能力である。世論の動向次第で政党 は変わっていくものなのである。

 むしろ、歴史的経験がわれわれに示しているのは、国民の気 分の生きた流れが絶えず議会を洗い、それへ流れ込み、それを 左右するということである。(ロシア革命論 ローザ.ルクセ ンブルグ)

 それにもかかわらず、情勢を固定的に捉えて「正しいのはわ が党だけ。他党は全てダメ」と十派ひとからげに切って捨てる ような、独善主義、セクト主義に終始していては、戦前と同じ 誤りを繰り返すだけである。
 「確かな野党」という主張が受け入れられなかった以上、こ の選挙結果は敗北以外のなにものでもない。
 今回の参院選で、自公与党勢力の惨敗した。小沢氏は、安部 ネオコン勢力と組む気はないようなので、(将来的にも、改憲 の方向を目指さないとは言えないが)当面の改憲の危険は回避 されたのではないだろうか。
 しかし、共産党が、独善主義、セクト主義的な対応を繰り返 すならば、今後、ネオコン勢力が息を吹き返す可能性を否定し きれない。もし、そのような結果になった時、共産党中央は真 理をかかげて闘った、前衛党の責任を果たしたと主張するのだ ろうか。

 歴史に対する前衛党の責任とは何か。それは、そのときどき の歴史が提起した諸問題に正面からたちむかい、社会進歩の促 進のために、真理をかかげてたたかうことであります。(第20 回党大会に対する中央委員会の報告 志位氏)
問題なのは、参院選で、自公与党勢力の惨敗に対して、共産 党は何の役割も果たさなかったということである。