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「第五中総報告を読んで」

2007/9/13 御宿太郎

 H19.9.11付け本紙に掲載された第五中総報告を 読みました。その感想を述べます。
①.参議院選挙の結果と教訓について。
 今回の参議院選挙に際して,投票された皆さんにお詫びする 中身は何か。党の力不足なのか、中央の指導方針が不十分だっ たことに対して詫びるのか明確でないと思います。
②このたび日本共産党が四百四十万票獲得したことについて、 貴重なことと評価しているが、四百四十万票にとどまったと言 うべきではないでしょうか。ちなみに次期の衆議院選挙では六 百五十万票以上としているではありませんか。
③「党中央のイニシアチィブの弱さがあった」と認めています がこの部分は党中央の指導性の欠如に問題があったと表現して ほしい。
④選挙総括のなかで、何らかの形で今回の選挙に闘った党員は 5-7割でしたという前に党中央としての指導責任を感じてほ しい。(これだけしか党の力量を引き出せなかったという意味 で)。
⑤「たしかな野党」のスローガンについて
 積極的な意義を持つスローガンであったと評価しているが、 投稿者の意見では、このスローガンが、無党派層を民主党に追 いやったのではないか。この点の反省をせずに次期衆議院選挙 に臨んでも、飛躍的な発展は望めないのではと危惧する。19 70年代の民主連合政府そして日本共産党を中核とした民主統 一戦線はどこにいったのか。このままでは日本共産党から良心的 な民主主義者も離れていくのではないかと、日本共産党の発展 を願う立場からの意見です。