H19.9.11付け本紙に掲載された第五中総報告を
読みました。その感想を述べます。
①.参議院選挙の結果と教訓について。
今回の参議院選挙に際して,投票された皆さんにお詫びする
中身は何か。党の力不足なのか、中央の指導方針が不十分だっ
たことに対して詫びるのか明確でないと思います。
②このたび日本共産党が四百四十万票獲得したことについて、
貴重なことと評価しているが、四百四十万票にとどまったと言
うべきではないでしょうか。ちなみに次期の衆議院選挙では六
百五十万票以上としているではありませんか。
③「党中央のイニシアチィブの弱さがあった」と認めています
がこの部分は党中央の指導性の欠如に問題があったと表現して
ほしい。
④選挙総括のなかで、何らかの形で今回の選挙に闘った党員は
5-7割でしたという前に党中央としての指導責任を感じてほ
しい。(これだけしか党の力量を引き出せなかったという意味
で)。
⑤「たしかな野党」のスローガンについて
積極的な意義を持つスローガンであったと評価しているが、
投稿者の意見では、このスローガンが、無党派層を民主党に追
いやったのではないか。この点の反省をせずに次期衆議院選挙
に臨んでも、飛躍的な発展は望めないのではと危惧する。19
70年代の民主連合政府そして日本共産党を中核とした民主統
一戦線はどこにいったのか。このままでは日本共産党から良心的
な民主主義者も離れていくのではないかと、日本共産党の発展
を願う立場からの意見です。