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三十数年党員以後の秋の夜長

2007/10/7 灯台守 60代 自営

 秋の夜長は物思いにふけるには最適ですね。御伽噺の夢なら 最高です。デモクリトスさんの投稿の始めの方を見て、私がヤ フーブログ「提案者」に書いた書き出しに似ているので興味を 持ちました。

 私は、将来、精神と物質は科学的解明によって其の分別が曖 昧に成り、意味の無い論議に成るでしょうと書きました。―或 るマルキストに答えて書いたものです。―

 現代の党派の盛衰を論じる論議を見ていると、秋の夜長がよ り寂しいものに成ります。多分、未来社会は、現代とは大きく 考え方が変わっていると考えています。

 もし、今子供たちにアドバイスするなら、如何なる社会でも 生き抜くには、社会に役立ち生活を支えてゆく為の、大きな意 味での"技術"を身に付けて欲しい、とアドバイスします。モノ を書くのも一つの技術です。学者や、弁護士、教師も技術者で す。コックさんも大工さんも社会には重要な役割を持った技術 者です。とび職等高所恐怖症の私には無理です。システムエン ジニアやプログラマーは最近の技術者です。日本人は古来より 自らの技術を社会に適応させ磨きをかけて来ました。

 もう一つ、日本には古代より統治されながらも、自ら自治組 織を持って来ました。同じ“感性文化”国家である、韓国朝鮮 、中国とは明らかに異なる社会を作り上げました。現代社会に は、多くのNPO,NGO,そして多くの趣味の会や社会奉仕の会、私 も手話を習い“手話の会”(聾唖者を援助する組織)参加した 事も有りました。日本にはこの様な自主的組織が沢山あります 。古代からの残滓として、“村の寄り合い”、都市の“町内会 ”が残っています。

 私の秋の夜長に見る夢は、統治組織が後退して、自治組織が 広がる社会です。現代苦しんでいる“フリーター”や“非正規 社員”と言われる人達は、正規社員と比べるとより自由人に見 えます。状況が変われば、主役になる筈です。将来、法人の持 つ権利を制限したり、最低賃金を大幅に引き上げたり、競争力 を持ちながら税制を改革したり、社会の財務や制度を透明化し たり、統治機構を最小化したり、社会保障制度(年金、医療、 障害者、妊産婦、学生等々)を充実させ、多くの制度を自主的 に決定できる制度を構築して行く未来人の姿です。私は生まれ て来るのが早過ぎたのかなあと眼がさめます。

 眼が覚めた後、マルクスも生まれたのが早すぎたなーと、同 情します。統治機構で平等社会を目指そうとしました。未来は 自治社会出なくては成りません。