かってこの場でも、政党助成金の事が話題になったと思いま す。その中で、共産党は変な意地を張らずにそろそろ政党助成 金をもらったらどうか、そうすれば末端専従党員の給料も増や せる、というような意見も少なからずあったように思います。 しかし、「支持政党にかかわらず国民の税金が各党に配分され る政党助成制度が思想・信条の自由を侵すとして廃止を主張」 している共産党の立場は、日本国憲法の擁護を掲げるかぎり、 全く正しいと思います。
そもそも、国政選挙の投票率をみても、4割近くの国民はど の政党をも支持していません。社民党や新党日本までもがこれ を受け取っている事実は、「赤信号、みんなで渡れば怖くない 」を地で行っているようなものです。共産党に対して大人げな いなどと主張するのは、民主主義や、思想・信条の自由という ものについてのスタンスを問われる発言だと思います。だれ一 人、原理・原則を主張する者がいなくなったら、世の中おしま いです。