最初に、風来坊さんと灯台守さんを間違ってしまったこ
とをお詫びします。
正月明けに風邪を引いてしまい、大分ご無沙汰してしまいま
した。まだ本調子ではありませんが、再開します。
私ごとですが、正月に同窓会に行ってきました。私は同窓会
はきらいで、今まで参加した事はなかったのですが、30年ぶ
りの参加でした。
私の卒業した高校は、地域では1番の進学校でした。みんな
会社の社長になったり、学校の校長になったり、役所の部長や
課長になったりして、生き生きと仕事をしていました。
私は、大学で共産党に出会い、その結果道を踏み外したのか
、それとも正しい道に足を踏み入れたのか、そういう人生とは
全く違った生き方をしてしまいました。
その道の決着はまだついてはいません。
今年も、手探りしながら、正しい道を捜し求めていきたいと
考えています。
さて、社会の問題を明らかにする科学に自然科学の方法を取
り入れるという灯台守さんの考えに全面的に賛成です。
自然科学の方法とは、前にも述べましたが、仮説をたて、実
験をすることによって、真理を明らかにするという方法です。
社会の問題の場合、どのように実験するのかという問題があり
ます。
この問題については、あとでさらに詳しく述べようと思いま
すが、その前に現在の共産党の現状について、述べておきたい
と思います。
共産党は、民主集中制をとっています。この制度によると、
まず党の方針(仮説)について議論します。その結果、執行部
の方針(仮説)に賛成の多数派と反対の少数派に分かれるとし
ます。
その場合民主集中制によれば、多数派の意見に従い、実践(
実験)してみることにします。その実践(実験)によって方針
(仮説)の正しさを確かめることになっています。
普通に考えれば、その実践(実験)がうまくいかなければ、
少数意見の出番となるはずです。ところが、現在の共産党では
、そうはならず、なぜか、実践(実験)の仕方が悪いことにな
ってしまうのです。そして、先進地域の実践(実験)に学んで
みんながやればきっとうまくいくはずだ、というのです。うま
くいかなければ、学び方が足りないということになってしまう
のです。
この実践(実験)の考え方では、うまくいかないと私は考え
ています。
ではどのように実験すればよいのか、これがうまくいかなけ
れば、社会の問題に自然科学の方法を取り入れるのは、難しく
なってしまいます。
その問題については、次回に。