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鳩山法相の呆れた暴言

2008/2/21 風来坊 50代 自営業

 「志布志事件は冤罪と呼ぶべきではないと、私は考えていま す。(略)「角を矯めて牛を殺す」ようなことがあってはなりま せんので、十分な反省の上に立って、一層活発に、積極的に、 前向きに、検察官としての活動をしてくださいますように、心 からお願いして、ご挨拶いたします。」
 これでは、「捜査の過誤などどうでもよい。捕まえた被疑者 はかまわず処分してしまえ」と言っている等しい。
 また、これでは冤罪は「全く別人を逮捕し、服役後に真犯人 が現われるなど100%濡れ衣の場合に限られる。」ということに なる。
 鳩山法相は、権力も財力も無い被告人に100%自分が犯罪を犯 していないことを立証する責任があるとでも言うのだろうか。
 検察は、被告人が間違いなく罪を犯したことを証拠で立証す る責任がある。しかし、被告人には自分の無実を立証する責任 は無い。
 鳩山法相の言う通りなら冤罪事件などほとんど無いことにな る。
 鳩山法相の言っている事は、疑わしきは、罰せずの刑事裁判 の考え方を根本から否定するものだ。
 法務や検察の権力乱用をチェックするのが法相の役割なので はないだろうか。
 しかし、鳩山法相は誤った捜査、検察権の行使を問題にして いない。このような人間が法相をしているならば、不法な捜査 が何度でも繰りかえされることになる。
 ましてや、「志布志事件」は冤罪と言うよりも全くの「デッ チアゲ」としか表現しようがない。
 法相の署名無しの死刑執行にしても、人権意識のカケラも無 い鳩山氏に法相の資格は無い。