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裁判員制度には賛成しかねます080224

2008/2/25 灯台守 60代 自営業

 かって、労働組合の書記長をしていた時、組合員の“信号無 視“裁判の”特別補佐人“(弁護人の代理)をした経験があり ます。組合ではそれ以前に、組合員の”業務上過失傷害事件“ の裁判を弁護士さんを立て争った経験がありました。此の時の 検事と私が特別保佐人を引き受けた時と同じ検事でした。”思 想検事“と言うのが有るのかどうか不明ですが、奇妙な一致で した。

 アメリカでは“陪審員制度”を選択する事が出来る制度があ ります。陪審員は有罪か無罪かを独自に決定します。日本で採 用しようとしている“裁判員制度”は、素人から選出した“裁 判員”と専門家の裁判官の合議によって罪状罪科を含めて判決 を決定します。素人の裁判員と専門の裁判官には、知識と経験 に大きな差が有ります。自立した個人による民主制を目指す私 には、アメリカの陪審員制度が有益に思えます。裁判員制度は 、以前から裁判官の判決と、マスコミを通した国民感情に乖離 があり、それを埋めようと司法当局が考えた制度ではないでし ょうか。専門家と素人を同じ土俵で論議させ、司法当局と国民 との判決に対する批判を回避使用と考えたものではないでしょ うか。

 私的にはそれ以前に、“法曹一元化“(裁判官、検事、弁護 士を自由に入れ替える。)を優先すべきである様に考えます。 更に、法曹人を増員し、陪審員制度(対等な立場で論議できる 制度)を採り入れるべきではないかと考えています。裁判官は 裁判官、検事は検事で固定していては、所謂、官僚化システム として固定されています。社会システムの自由化が必要だと考 えます。

 近く、日弁連の会長選挙が裁判員制度を争点に行われます。 陪審員制度に反対する高山俊吉先生にエールを送ります。以前 、ほんの少しお手伝いした経験があります。がんばれ。