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イスラム圏・民族問題について

2008/4/20 パルタ

 我々社会主義者はアメリカの侵略で女性が解放されなかった事を知るべきだ。
 その上で我々社会主義者は、イスラム圏の一部でレイプ被害者や恋愛をした女 性への「名誉の殺人」が行なわれている事について反対せねばならない。
 イランで行なわれたレイプ被害者の処刑は抗議されるべき行為である。イスラ ム圏の女性や性的少数派への迫害には反対せねばならない。
 また、民族自決については、それ自体は明確に支持すべきであろうか?それが 被抑圧民族であれば支持すべきだろう。
 しかし、当該国がその民族を迫害しない体制を作る事こそが大事なのであっ て、新たな国家が誕生する事自体に意義があるのではない。
 ソ連やユーゴで全ての民族が独立して、まともな国家足り得るのか?
 それは労働者階級の社会福祉・労働環境・社会生活にとって後退ではないの か?独立に反対はしない。
 ただ重視すべきは、「その民族への弾圧をやめよ」という事であって、民族意 識の高揚を自己目的化すべきではない。
 人権侵害に反対する事が主であって、本質的には反動的な民族主義とはある一 線を引かねばならない。
 社会主義とは、明らかに民族主義や宗派主義とは異なる背景と利害を持つ運動 である。
 我々はイラン革命やタリバン支配の後、何がイランやアフガンで起きたか知ら ねばならない。
 イスラム復古主義のサウジアラビアは親米国家である。そして、今のイラク傀 儡政権は親米かつ親イランなのである。
 復古主義者は社会主義者と女性の解放を憎んでいる。そして、アメリカは憎ん でいるのは復古主義ではない。
 利権を侵害される事なのだ。アメリカ軍はサウジアラビアの石打の刑にされる 女性を助ける為に動きはしない。
 我々にはアメリカとも復古主義者とも極左テロ集団とも異なる我々の行動方式 と思考回路がある事を理解せねばならない。
 タリバンやホメイニ派と政治的マヌーバは血生臭い失敗に終わっている。
 そして、独裁的な極左は政権収奪後も独裁的である事が多いのだ。方向性が反 対である者との安易な妥協とマヌーバは危険である。
 反米を掲げても、極右や極左はいずれ独裁的な本性を現すからである。