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新自由主義、社会民主主義080606

2008/6/6 灯台守 60代 自営業

 新自由主義(neoliberalism、ネオリベラリズム)とは、市場原理主義の経済思想に基づく、均衡財政・福祉および公共サービスの縮小・公営企業民営化・経済の対外開放・規制緩和による競争促進・情報公開・労働者保護廃止などをパッケージとした経済政策の体系、競争志向の合理的経済人の人間像、これらを正統化するための市場原理主義からなる、資本主義経済のレジームをいう。wikipedia
 社会民主主義(Social Democracy)は、自由主義社会における中道左派思想の一つ。共産主義=マルクス・レーニン主義と一線を画し、市場経済を認め、議会政治を通した変革を目指し、自由や人権の遵守、友愛、連帯、政治・経済・社会的公正や平等をともに希求する思想とされる。経済政策では、市場経済と政府の介入による経済政策(混合経済)を重視する点に特徴がある。1990年代以降、市場原理をより重視する「第三の道」の台頭によって、社会民主主義は多様化してきている。Wikipedia

 新自由主義、社会民主主義共に個人の自由を認め、個人を基礎とした民主主義に基礎を置く思想から成っている。それに対して、共産主義(社会主義)は社会体制を基礎に持ち、個人の事由に付いては体制内部の民主制と言う事に成ります。従って、議会による多数者革命を主導していても、個人に対しては多数による体制の強制を伴います。

 日本共産党の主張していた民主連合政府と言う主張は、民主主義の社会に更に民主制を深める政府と言う事に成るだろうか。確かに、民主制は質的違いが存在する事は確かである。

 個人を基礎にした政治を主張する立場と体制を基礎にする立場は、中々相容れないものと思います。野党連合に於いて政権の獲得と言う場合、共産党は野党に利用されるか、議員の数のみ協力するか選択すると言う事に成るでしょう。

 それでも、政権の交代は必要でしょう。私が共産党に求めたいのは、マルクスが誤って理解した“科学”的改革の姿から真の科学に戻る事です。“空想から科学へ“の本当の姿に、共産党が脱皮出来るかどうかと言う事に成ります。基礎に有る”マルクスレーニン主義“(科学的社会主義)を捨てる事に成ります。哲学を捨て科学を基礎に据える事です。しかし、本当の”マルクスが求めた科学的政治“に脱皮出来る事に成ります。本当のリアリズムに基礎を置いた政治を目指す事に成ります。其処には多くの賛同者が待っている筈です。政党を超えた連帯感が待っている筈です。マルクスの本意は”科学“です。行きがかりは捨てるべきです。マルクスも喜ぶ筈です。