小林多喜二の『蟹工船』が、ブームらしい。党員の間や民主書店の話と思っていたらそうでもないらしい。確かに大型書店の一番目立つところにおいてある。
文学(プロレタリア文学も服務)に疎い私である。これが党勢拡大にむすびつくものなのかという思いと以前多喜二・百合子賞というものがあった。また野呂栄太郎賞というものがあった。こういった賞を党が廃止したことを、あらためて残念い思った。
時代を超えた普遍的な文化や学問、党は軽視していないのか。
『文化評論』や『科学と思想』という雑誌が、廃止されどのくらいになるのだろうか。将来党が消滅しても多喜二は残るのであろうか。