東京都の南部の狛江市長選挙は、6月22日当開票しました。選挙には、現職
の矢野裕(日本共産党推薦)と映画プロデューサーの伊藤正昭(民主党、社民
党、東京生活者ネットワークなどの推薦)、前狛江市会議員の高橋清治(自民
党、公明党の推薦)が立候補しました。
矢野裕が13396票で伊藤正昭(7173票)と高橋清治(9727票)を
下して当選しました。
矢野氏は、1996年に前市長がバカラ賭博による失踪で混乱する中で市会議
員を辞して、当時の大型の土木工事の無駄づかいをなくすことを取り上げて当選
しました。
矢野氏は、今回の選挙で4期目です。2期目と3期目は、借金の返済と市長自
身の歳費の大幅なカット、職場の給料の少ない幅のカット、財政再建のための説
明会の開催、学校の図書館の市の図書館との配送システム、夜間の小児救急診
療、学童保育の充実、ゴミの減量化、情報公開の早さ、介護保険料の減額制度を
行うようにしてきました。
自民党と公明党は、矢野裕を倒して大型の土木工事のための市長の誕生をもく
ろみを求めていました。
民主党と社民党、東京生活者ネットワークは、自民党と公明党との相乗りがで
きないものの利権体質から抜けきれません。
矢野裕狛江市長の当選は、前市長の腐敗が相当ひどかったこと、民主党や社民
党、生活者ネットワークの市長を必要にしていなかったことです。
自民党は、狛江市長選挙の結果を予想して衆議院選挙での供託金の没収点の引
き下げで、日本共産党の全選挙区の立候補や社民党の立候補の増加、護憲無所属
候補者の誘い込みを狙っています。
これは、これらの立候補の誘い込みで自民党や公明党の小選挙区候補者が相当
な当選になります。狛江市長選挙の結果は、狛江市や周辺の南多摩地域で影響を
受けるだけです。
野党は、自民党と公明党の悪政と毅然な態度で臨むこと、民主党の地方自治体
レベルの政権交代のビジョンの確立、社民党の利権体質から脱却が自民党の政治
に終わりを告げるものにすべきです。