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官僚機構は此れで良いのだろうか080706

2008/7/6 灯台守 60代 自営業

 政治家の失政は比較的目に付き易い。諫早湾の干拓事業や、京都の仕事館の様 な独立行政法人事業の様に、官僚の係る事業に付いて最近問題点が浮き上がって 来ている。

 気が付けば、国民の為と言う理由の下に、官僚が一人歩きをしている事に気付 く。政治家は選挙で落選すれば“唯の人”にする事が出来る。官僚はどうであろう か。

 日本の国税を浪費し、一旦使われたものは帰っては来ない。無駄に浪費した金 額は莫大である。今に至って高齢者医療に付いての財源が無い、無駄な浪費を見 抜けなかった罰でも有ろうか。

 私も過って、労働者と言う事で公務員を信じる事が多かった。中国の歴史を知 るものとして、中国の官僚腐敗と日本の官僚腐敗とを結ぶ事が出来なかった事に 付いて、今は反省している。権力を持つ者が腐敗して行くのは、何時の時代にも 起こって来た事柄ではある。

 個人としての公務員は決して悪い人ではなかろう。人が権力を持った時、人間 がどの様に変って行くのかと言う点では、科学的研究課題ではあるであろう。

 日本文化では決定権を個人が持つのではなく、関係者の合意によって進めて行 く文化がある。天皇と言えど例外ではない。露見すれば暗殺や引退、島流しと言 う歴史を持っている。

 一方、長い物には巻かれろとか、談合とか、仲間内での“コミニュケーション” を採る文化もある。和の文化とも呼ばれる。この様な所ではしらづ、権力に溺れ る抜け道が用意されている。

 理念を押し通す事は褒められる事であろう。本当に褒められる事なのか、吟味 する事も必要な事ではなかろうか。