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最近の、共産党経済政策提言080729

2008/7/30 灯台守 60代 自営業

 元中央委員会議長の不破哲三氏は、退任後社会科学研究所所長に就任した。わ ざわざ其れに就任しか事で、多少の期待感を持っては見た。未だにさしたる変化 は見ない。

 マルクス経済学は工業化社会から、未来を見据えていると言うハンデイがあ る。現代の様に情報化金融社会に於ける経済問題は、マルクスは見据えては居な い。

 マルクス経済学では労働者階級に対し、階級敵として独占大資本を対置してい る。トヨタは労働者を含む企業集団によって、業界一位の地位を築き上げた。此 れは一つの成功体験に成る。

 労働者は企業に階級対立せず、企業の一員として自覚し、個人としての自立し ない立場に成っている。一方、プチブルとしての中小企業は、又、労務コストに 劣る大企業も、競争の中で淘汰されざるを得ない。

 共産党では宮本顕治氏の敷いた路線、米帝国主義と日本独占資本と言う階級敵 は、当然、党幹部に於いては変える必要性を感じては居ないであろう。

 私の視点では、アメリカ人は市場経済政策の中で、多くの部分が格差社会の進 展で苦しんでいる。階級論によって、本当の改善しなくては成らない部分が見え て来ない。唯一、社会の社会主義社会化のみであろう。

 自立した個人の民主化と言う点からすると、労働者は自立化の訓練は受けては 居ない。むしろ企業への忠誠が強く求められている。欧米では、企業組織は民主 主義とは対置する独裁組織である。利益追求の独裁組織である。労働者は従順性 を求められる存在である。

 それに対して、“自ら望む”契約社員やNGO,NPO、その他ボランテイア、趣味の 団体では、個人の自立が基本単位となり、未来に繋がる組織と成っていると思 う。

 共産党には現状を理解する方法は存在していない。当面の問題にのみ対処療法 を持つのみである。不幸なのは社会主義を信じる支持者であろう。最も既に、共 産党支持者にはリアリストは存在しては居ない筈だ。

 近い将来共産党は、反国民的組織に成って行くに違いは無いと考えている。そ の様に成る前に、現在を正しく見据えて変化を望みたい。