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最終的には結集する事が必要080904

2008/9/5 灯台守 60代 自営業

 年金記録問題検証委員会(座長 松尾邦弘元検事総長)に加わった、政治評論 家 尾山太郎氏がサンケイニュースで語っている。

 記録漏れの第一の原因は、年金記録のオンライン化に対する組合(旧自治労国 費協議会、現全国社会保険職員労働組合)の徹底的非協力が原因だった。

 当初、漢字入力が具合が悪いと言うので、カナ入力に切り替えた。その際、不 完全入力された漢字を元にカナ入力された。

 名前が消えた原因の殆どは、此の入力失敗が起因している。此の問題では、職 員個人の失敗を問題にしているのではなく、自冶労のオンライン化に対する、徹 底的非協力を問題にしている。

 平成6年から社保庁長官を務めた現最高裁判所判事 横尾和子は昭和61年厚生 省年金局企画課長に就任し、基礎年金制度を担当した。基礎年金番号導入は平成 9年1月からで、横尾氏は長官として此れに参画して来た。

 此れが、未曾有の“大犯罪“になった。最高裁判所の判事の資格があるだろう か。最高裁判事は未曾有の大犯罪後”天下だり“して着たものだ。此れが許される か。

 労働者は労働環境の改善には、対応する事は問題では有るまい。年金記録のオ ンライン化に対する対応は、労働環境改善とは異なるものであろう。労働環境を 定める細かな協約や、結果的に犯した年金記録の消失には、職員としての役割を 正しく遂行してこなかった嫌いが或る。社会保険庁職員と言う立場で、国民に奉 仕する公務員としての自覚を疑う。

 其処には階級意識は存在しない。職責さえ自覚されているか不明である。労働 組合の実質専従活動家の不当賃金は7億5000万円に上ると言われている。

 オンライン化に非協力と言う態度は、労働強化に繋がると言う事から生まれた 発想であろうか。国家公務員としての職責を忘れ、個々人の利益の追求に走って いる、革新的労働組合の行き着く所が、垣間見えるのではなかろうか。

 最近では、派遣社員、契約社員を見て見ぬ振りをする、組合員が存在して来て いる。立場が如何有ろうと、労働組合の存在する所は、組合が派遣契約労働者を かばい、正社員化の戦いに向うべきであろう。労働者の自覚が有るなら。私も労 働組合幹部の経験があるだけに歯がゆい。この様な労働コストの切り下げは、あ らゆる問題に顔を出す。農村の疲弊も食糧問題であると共に、生活基盤の低下を も意味している。其れこそ、社会保障年金額の問題にも影響するし、漁業、中小 企業問題にも関係している。

 多分、日本社会に広がっている問題の様な気がする。政治家や公務員の腐敗の みではなく、マスコミ、企業の中には表面化しない不正がある筈だ。共産党問題 も其の一つだと考えている。

 先ず、我々が行える事は結集する事だ。政権交代は必要だ。それでもだめなら 新しい政党も考えて置かなければ成らないだろう。更に、結集して一つのマスコ ミを弱らせる方法も有る。潰す事でも良いが改善する方向性を示させることで良 い。

 問題は結集する事だ。民主主義は国民が主人公であるのだから。結集する事で 改善を図る事を目指そうではないか。如何だろう。