この記事を見ると、共産党の批判するブルジョア新聞の変更記事の忠実なフォロアーのように見える。CNNでさえもプーチン首相の生の通訳を流しており、彼の現在の資本主義体制の批判を報告し、また現在の世界的経済危機の兆本人がアングロサクソンの主導したファイナンシャル資本の無法な暴走を首相が批判していることをレポートしている。しかし赤旗の記事はプーチン首相の名前は記しているが、彼の演説内容を述べず、中国の批判を記すにとどめている。世界の報道の変更方法は、いろいろ手法があるが、其の一つは報道をしないことである。
赤旗は世界に特派員をと宣伝してるが、世界で最も重要な国の一つであるロシアには一人も派遣していない。これは、日本共産党がロシア嫌いとはいえ、理解に苦しむ。世界の主要マスコミで米国とロシアに特派員のいないのは聴いたことがない。しかも、いまや落ちぶれつつある米国には何人もの特派員を赤旗は有している。しかも赤旗の特派員の記事は10点を満点とすれば、3点くらいのような気がする。彼らの記事は、ルモンドがなんと書いた、ニューヨークタイムスがなんと述べたが主で、足で歩いて得た記事は稀である。これでは特派員の必要は半減、またはそれ以上である。ましてや米国等のインベスティゲイティブ記者のようなことはゼロである。
次は、この記事とは関係がないが、志位氏は南オセチアについては反ロシアの声明を直ちに出したが、このたびのイスラエルの大虐殺についてはなんら声明を出していないと思われる。米国共産党はきちんとイスラエル批判の声明を出した。米国、ヨーロッパの左翼政党には多くのユダヤ系党員がいる。
日本共産党は今こそ、その反ロシア体制を改めるべきである。