4月29日、鎌倉で江田けんじ・渡辺善美の主催する国民運動体の講演会があった。
意外だったのは政治評論家・屋山太郎氏の講演だった。
小沢問題に触れ、内閣官房副長官(事務方のトップ)・内閣法制局長官・会計検査院のトップ、この3人が実質的に「霞が関内閣」を構成しており絶大な権限を持っている。小沢問題はこのトライアングルが阿吽の呼吸で生き残りのため起こした事件ではないか?小沢を生かしておいたら彼らにとっては死活問題になると言う危機意識があったのだ。
しかも麻生首相はこのしぶとい「霞が関内閣」のトライアングルに操られる全くの無能力者(バカとまで言いかけた)ではないか。
このような発言があった。どちらかと言えば政府委員を数々経験し政府寄りと思われた屋山氏がこのような厳しい批判をしたことに対し満場拍手喝さいだった。
尚、付け加えれば、漆間官房副長官が元警察庁長官であったこと、彼が高級官僚のボスであること(事務次官会議を取り仕切っている)、天下り規制を悪用して高級官僚の人事権まで持とうとしている。更にその彼が「自民党には今回の捜査は及ばない」と言ったこと等を併せ考えると、屋山発言は誠に当を得ていると言わざるを得ない。