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懐かしい文書

2009/9/15 灯台守 60代 自営業

 さざ波では懐かしい文書に良く出会う。日本人の高齢化と共に、懐かしい過去 を共有化する者の多い事が察せられる。

 しかし、日本共産党の過去の事業を“赤旗”を通して共有している事が良くわか る。戦前もそうだった、戦後もそうだった。日本共産党の事業は民主人士の統合 に働かず、分断を勧める方向に進んで来た。政治組織でありながら、政権に近ず く方向に進まず分裂、孤立化の方向へ舵を切って来た。

 中国共産党、中国国民党は政治綱領を全くことにしつつ、共にコミンテルンに は繋がっていた。

 社会民主主義者の革命として出発しつつボルシェビキは多くの進歩的人士を裏 切って来たのではなかったか。

 科学的正当性を“論理”を持って正当化して来た歴史は忘れてはならない。科学 は論理ではない。小数の軍人の中には命をとして反戦ビラを配布したものもい た。

 政治家は、論理的に同であろうと大衆の勝利に向うべきだ。理論的勝利は政治 的には敗北をもたらした。

 私の時代、主としてベトナム戦争、その前に朝鮮戦争が存在し、アメリカ指導 者の情報機関が左右のプロパガンダを駆使し、日本社会の民主人士の分断を図っ ていた。日本共産党は独自の正当性を主張して民主主義者を沈黙させた。

 当時の、政治的日和見主義者は誰であったのか反省の声は小さい。事実は理論 的正当性によって沈黙させられて来た。これは今も変らない。

 東京と委員会の幹部が尋ねて来た。都委員会に自ら出向いた時、“このままで は貴方は不利ですよ”とそれとなく言った。沈黙の後小さな支部に私も含めLCが4 人も出来上がった。私の苦い経験である。