田村さん、はじめまして。
私の小沢続投論を読んでいただきありがとうございます。「久しぶりに新鮮なオドロキ」という感想に接して、投稿をした甲斐があったと思っています。
小沢秘書の逮捕の時点では、小沢続投で政局を引っ張ることが当時のポイントであると見ていたということもありますが、共産党のあまりにセクト的というか、政治音痴の小沢批判を目の当たりにして、コミュニストの名誉(?)のためにも続投論を書き、田村さんのような政権交代派の人たちにエールを送ることが必要だと思ったからです。
左翼は昔ながらの独善と教条で政治を動かす力を失っており、そのことへの自覚が欠如しているという田村さんの指摘はそのとおりだと思います。とりわけ、国政選挙で500万票弱の票しか集められなくなった共産党の”解党的出直し”が左翼勢力の結集と再生には不可欠だと考えています。
共産党が都議選の惨敗後に軌道修正した「建設的野党」論も、その楽屋裏をみれば民主党政権の失墜待望論ですから、その程度の軌道修正で再生への手がかりをつかむことはできないでしょう。
現在の民主党政権を見ると、数字で表せば65点というところでしょうか。左翼の側からの性急な批判も目につきますが、まだ2ヵ月半の政権であり、批判の”TPO”とでも言うべきものをもう少し考慮した批判が必要な段階だと思っています。