11/21付の貴方の投稿を読み、所感を述べたく再度投稿させていただきます。
まず 共産党の政策が正しいのにうまくいかないのは国民の努力が足りない
のだ、というかも知れないと国民が感じているのではないかという点ですが、そ
こまで深読みして投票行動をしている有権者はそう多くないと考えます。
なぜなら、もし有権者の多くがそこまで深く考えて投票しているならばその政策
の正しさ(むろん社会的弱者にとってのですが)ゆえにもう少しこれまでの選挙
において共産党が票をのばしているのではないかと考えられるからです。
ただ、選挙総括について「党員の努力が足りないからだ」と共産党幹部が
ニュアンス的に述べていると筆坂秀世氏の「日本共産党」から読みとれ、私もマ
イナスイメージを持ったことは確かです。
(企業でも責任を部下に転嫁する上司は多数います)
次に後半の大資産家に対する恐怖、これはもう私も含め多くのサラリーマン
ならば程度の差こそあれ感じているところでしょう。
ひとたび大資産家・大企業の幹部が「不要」と判断すれば、力の無いものは無情
に切り捨てられることは戦後の歴史に明らかであると思います。昨今の派遣切り
問題などその最たる例ではないでしょうか。
ただ、その恐怖を抑えて弱者のために立ち上がるのが共産党であるというイ
メージをこれまでは持っていました。
私の学生時代の知人である民青同盟員(共産党員)はよく「ぼくらは異端となる
ことを恐れない」と言っていたものです。
正直なところそのイメージは崩れつつありますが。
最後に、「謙虚さ」についてですが、全く同感です。仮にどんなに正しいこ とを言っていたとしても、政治家に限らず「自分は正しい」ことをいつも全面に 押し出されると聞いている側は退いてしまうか反発したくなるのは人間の自然な 心理でしょう。
共産党にはもっと有権者の心理を考えてもらいたいものです。