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「国民の敵」とまで言われる日本共産党

2010/2/6 三太郎

田中良紹氏の「国会探検」から、少し引用させていただく。

・・・・主権者である国民が選んだ新政権が初めての予算案を組み、それを審議しようとしていた矢先に、「思い込み」によって現職議員を逮捕し、「ガセ情報」をマスコミに書かせ、国民生活に直結する予算審議を妨害した日本の検察は民主主義の原理を無視した「国民の敵」である。民主主義の国でこんな検察はありえない。

「歪んだ正義」、「『特捜』崩壊」、「知事抹殺」、「リクルート事件―江副浩正の真実」などを読むと、検察の手口は毎回、
1.思い込みによってまず事件の構図を検察が作文する。
2.別件で逮捕し、取り調べで検察が作った事件の構図を認めるよう強要する。
3.検察が作成した自白調書への署名を拒むと「お前の家族がひどい目にあう」とか「いつまでも拘留してみせる」とか脅し、「取り調べで抵抗するよりも裁判で本当の事を言えば良い」と思わせる。
4.署名さえさせれば「でっちあげ」の容疑で起訴する。
5.裁判は時間がかかるので誰も注目せず、検察が描いたシナリオだけが国民の頭に刷り込まれる。

こうしてロッキード事件、リクルート事件、東京佐川急便事件、大蔵省接待汚職事件、福島県汚職事件などが次々「でっちあげ」られ、検察にとって目障りな政治家が血祭りに上げられてきた。この検察の「でっちあげ」捜査を後ろからバックアップしたのが新聞、テレビ、旧社会党、日本共産党、公明党などである。これらもまた日本の民主主義を破壊する「国民の敵」と言うべきである。・・・・・

コメント
日本共産党は、戦前特高警察によって、壊滅の寸前まで追い詰められた、苦々しい経験を持っている。反権力のDNAはしっかり引き継がれているはずだが、そのDNAも最近怪しくなってきた。現代の特高=東京地検特捜部に対して、恭順の姿勢である。

小沢批判は己の信条に従ってやれば良い。しかし、それに倍し現代の特高=東京地検特捜部に対する批判は、先頭を切っていなければ共産党の価値は無い。戦前からの反権力の歴史の教訓を活かすためにも。日本の民主主義破壊の危機に対して、民間人が立ち上がっている。日本共産党は前衛党を自称しているが、その前衛党が民間の後塵を拝してどうするのか?否、民間人の感性に及んでいないことが問題なのだ。
今度の検察捜査を後ろからバックアップした、罪は大きい。参院選東京地方区での落選を保障したようなものだ。トップ(志位)の認識が、この程度だと、宮地健一氏が言うっているように、後は「自然死」が待っているのかも知れない。