このような質問をはとさんが投稿なされている。
桜井氏は菅直人に失望し、小沢に期待をかけていますが、小沢が改憲論者である事を 忘れたのでしょうか。又数年前に自民党との大連合を福田元首相と画策した事を忘れ たのでしょうか。
あなたはそれなのに護憲といっていますが、改憲主義者小沢を担ぎながら護憲は何の 矛盾もないのだろうか。その定見のなさにはあきれます。原 仙作氏もまた小沢立つ べしと投稿されたが残念ながら敗れました。
お二人に同じ疑問を提出します。
原仙作氏、というお名前はフルネームなのでわかります。 「桜井氏」「あなた」というのは、誰のことなのか。前後の 文脈からして、小生のことと思い込んだ上で、わずかな感想を 述べます。質問をする場合は、名字も間違えないでいただきたい。
流動的な政治情勢のなかでどのような政治判断をすることが
現実的に政治を改善することになるか。それを見極めたいものである。
原さんが「小沢立つべし」と説いたときに私も同感だった。
私は週刊金曜日創刊三号だったと思うが「危険な政治家小沢一郎」と
投書したことがある。ご指摘のとおり、改憲論者であり、大連合を画策
した。だが、小沢氏は現時点で改憲を緊急に持ち出しているか。
文面からはとさんは、共産党に近いか党員のかたかと思うが、自分は
護憲論者だ、民主連合政府論者だと百回言ってもそれは現実的な政治情勢
でどのような護憲行動を選択するかにかかっている。
小沢一郎氏を共産党に代わる護憲勢力だと、私は思ってはいない。
自公政権の国民無視の政治が続くとき、政権交代を現実化した小沢一郎は
やはり自公政権よりはまともでましな政治構想をもって行動した。
私はいつまでも小沢氏を賛美し続けるわけではない。政治情勢がどう なっていくかとの関わりで見ていくべきだろう。スローガンやテーゼを 錦の御旗としてかかげ続けることには意義はある。しかし、かかげ続けながら どのような政治力学が作られているかにコミットしない「護憲主義者」は 少しも憲法を擁護できない。なぜなら、憲法とは、戦後民主化を推進した 普段に運動し続ける民主主義運動をささえる重要な宣言なのである。 憲法精神を枯渇させて護憲護憲と叫ぶだけなら、御経読みの経文知らず、 論語読みの論語知らずだろう。
今後小沢一郎さんが、憲法を変えることに着手しようと判断推測しうる時点 で、明確な反小沢一郎の旗幟を鮮明にして、護憲のメッセージを文章でも発信 していく。