9月7日の尖閣列島(釣魚台)海域で海上保安部巡視艇の追跡を受けて逃亡のために中国漁船が衝突したという事件について疑問があります。
政府がこの衝突現場写真を公表しないことを決定したのはなぜだろうか。菅内閣はひたすらに隠そうとしているのです。
私は10月24日19時にヤフーニュースを開いて、時事ドットコムを見ました。そこには中国船を臨検するために巡視艇が漁船の側面から並行するように近づく写真が出ていました。漁船は166トン,全長3メートルで巡視艇の長さの約4分の1です。
いったい漁船が巡視艇に衝突するためには船首を巡視艇に向けねばならないが最新の装備を備えた軽快な巡視艇はのろい漁船が船首を巡視艇に向けようと舵を切ったとしても衝突を簡単に避けえたはずです。しかも写真では漁船の舷側に沿うように巡視艇が那覇基地から飛び立った自衛隊のP3Cから撮影されているのですから、この角度での中国漁船の衝突はありえないと思いました。そして連続撮影されているはずだから衝突の瞬間を撮影されていなければなりません。又巡視艇にも連続撮影のカメラが回っていたはずです。
そして船長が逮捕されて那覇地検に送られました。那覇地検は彼を領海侵犯ではなく公務執行妨害で告訴しようとしました。しかし中国側の激しい抗議で釈放されたというのが公の知るところです。だが船長の公務執行妨害すらなかったのではないだろうか。
私は中国漁船が海上保安部巡視艇に衝突したの言うのは真っ赤な嘘で、謀略のように思うのです。管内閣が衝突現場写真を公表しないのは、それを公表すればその後に日本中を席巻した反中国の大合唱の理由が失われるたのではないでしょうか。日本政府の初めは声高な主張が弱められ尻すぼみになっているのはなぜだろうか。
私は政府に現場写真を公表することを求めます。