はとさんの当方の投稿記事についての11月11日付けの反論に関して、以下の ことをはとさんへ反論・助言します。
第1点
魚釣島の名前がはとさんのいうように「魚釣台」に由来するのかどうかは小
生、詳しい情報を得ておりません。ただ、島の名前の由来が外国であったとして
も、それが直接その島の領有権を規定するものではありません。島の領有権は国
際法にのって、その領有を宣言し、それがその当時の世界各国から認められたか
どうかが重要です。たとえば、海底火山の噴火で有名な明神礁の近くにベヨネー
ズ列岩があります。この名前は最初の発見者であるフランスの軍艦名により名付
けられたものですが、この岩礁はうたがいもなく、日本の領土です。
第2点
小生は尖閣諸島は我が国固有の領土である考えております。尖閣諸島の領有権
問題については日本共産党が発表した10月4日の見解を全面的に支持するもの
です。
はとさんも共産党の見解(日本共産党ホームページ参照)を一読され、その内
容について、歴史的資料と事実にもとづいて逐次反論をなされ、さざ波通信に投
稿されたらどうでしょうか。
第3点
国家が外国から侵略された場合、その国家の自衛権は保障されなければなりま
せん。
現時点の問題では、仮に中国が尖閣諸島に軍隊を派遣し、軍事占領したとして
も、我が国はこれに反攻することができません。小生は憲法9条が果たして国家
の自衛権までも放棄したように解釈されていることが納得できないのです。外国
からの不法占拠、軍事的攻撃に対する自衛権は国際法でも認められているはずで
す。このことを不問にして、憲法9条を絶対視することに疑問を感じざるを得な
いのです。ただ、小生は現時点では、「憲法9条改正」は反動勢力に利用される
可能性が大きいので賛同いたしません。9条の解釈論で、自衛権を認める立場を
とります。
第4点
はとさんは現在の中国が社会主義国家と考えられているのでしょうか。中国国
内では貧富の差が拡大するとともに、勤労者の所得水準が不当に低い水準に抑え
られています。このような状況を改革していくのは、中国自身の内政問題です
が、このような事態をまねいた要因は、通貨元を不当に安くする中国首脳部の為
替政策にあります。また、政治体制にしても、ミャンマーの軍事政権を支持した
り、北朝鮮の金専制体制を擁護するなど、真の社会主義国家にあるまじき政策を
遂行しています。内政でも、先進資本主義国家での民主主義に比べ、っ中国国民
の民主的権利が抑圧されています。このような現状から判断する限り、現在の中
国は社会主義国家とは到底言えないと思います。