確かに、琉球の固有民族性は、欧米ならば独立運動が起きてもおかしくない存在
であり、米軍軍事大綱からすれば、旧ユーゴ的な位置づけでチェジュ島周辺に対
する感覚があると思われる。
ハトさんの述べている、釣魚島中国領論は、そういうユーゴ内戦的な発展可能性
としての地理的条件を指摘しているのだと思う。
民主的進歩と発展としての「革命」とは国際間の発展であることは間違いないの
で、確かに日本国内の中国排外的な心理的傾向は、国内企業とアメリカ政治との
癒着にあるといっても過言でもあるまい。
赤旗のようなメディアに必用な言説とは、「漁船拿捕事件の本質」とは日本国領
土に関する歴史的外交の不備にあるのではなく、米軍原理の自己存在意義の持続
と拡張にあるということを証明することにあるはずだ。
つまり、イスラム原理主義と対にあるものとして結局は米軍原理というものが、
世界の大勢を決定して状況と時間がすすんでいるのであれば、戦略的互恵関係か
ら、その先の、米軍の食いものでない共立関係を模索せねばならないのが、民主
勢力としての日中の義務であろう。
日本共産党の本質的命題は、個人的には北部仏教の終焉パラダイムの準備と、ポ
ストバイブルとしてのインターナショナルの復活だと考えている。