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誰の、何のための日本共産党なのか?~今、ここにある階級闘争のために~

2011/8/3 赤いたぬき

 我が日本共産党の財政対策はどうも財源論にのみ意識が集中しているように感 じる。結局のところ庶民増税反対(≒消費税増税反対)と感じる。しかし問題は 財源ではなく支出にあるのではないだろうか?
 極端な話、労働者階級が一旦年間1000円を新たに税金でもっていかれても2000 円返ってくるとしたら+1000円は得になるのである。今必要なのはこのような発 想ではないだろうか?
 年々増加する社会保障費を誰がどのように負担するのかという問題は、誰がど のような利益を享受するのかという問題でもある。高齢者、病者が利益を得るこ とが出来、そしてその高齢者、病者の中でもより大きな利益を得ることが出来る のは低所得者層の人々である。所得が低くてもそれなりの医療を受けられ、教育 を受けられる環境を整備すること、これはどの時代にあってもまさに労働者階級 の「生きた要求」ではないだろうか?
 我が日本共産党が財源論にのみ拘ってしまっている中で日本はジニ係数が極端 に低い社会になってしまった(本当は反対にジニ係数が低く、そしてそれを転換 しようとする主張がないために財源論にのみ走ってしまったのだが)。これはつ まり労働者階級の、なかでも低所得者層の人々の利益に反する。
 誰の、何のための日本共産党なのだろうか?
 我が日本共産党は庶民への増税に反対しているが、では大企業や富裕層からの 増税のみで社会保障が賄えると本気で思っているのだろうか?
 全員から平等に徴収した税金をなるべく貧乏人に回すこと、このことは可能だ し必要である。そして公平で公正な政府であればあるほど自然にこのような傾向 を示してきたからこそ資本家とその代弁者は「小さな政府」を主張してきたので はないだろうか?
 我が日本共産党は国民を卑下していないだろうか?口先だけではないと言える だろうか?どうすれば貧乏人の暮らしが少しでも良くなるかを口先だけではなく 考えないといけないのではないだろうか?
 ジニ係数を上げること、貧乏人に金が回るようにすること、労働者階級の今こ こにある生活に目を向けること、そしてそれの改善に向けての現実的な提言を行 い運動を組織すること、我が日本共産党が労働者階級の、そして所得者層の利益 を擁護する政党になるためにはこのことが必要である。
 口先だけではなく現実的に労働者階級の利益を擁護する政党になること、階級 闘争はそれ自身がそれ自身の条件を整える。民主連合政権を目指す展望を労働者 階級の中から掴むこと、「国民が主人公」といいつつ共産党が主人公の現在の姿 を変えること、我が日本共産党にお願いすることは以上のことである。
 まずはここからはじめましょう。