杉並区の区議、原田あきらさんのツイート
@harada_akira
によれば、
「9月5日、阿佐ヶ谷ロフトAで「共産党VS素人の乱」と題し、日本 共産党原発問題責任者の笠井あきら衆院議員と高円寺1万5千人デモをしかけた 古道具屋「素人の乱」の松本哉が対談!」
とのことだ。
新しい動きと見る。
そういえば、素人の乱がしかけているサウンドデモには、毎回、赤旗の宣伝 がきていた。8月新橋では、メインのステージの車は、共産党中央委員会が貸し だしてくれたのだという。原田さん自身も司会をやっていたように思う。
そういう、一連の流れがあってのことだ。
共産党系が主導する労働組合や地域後援会中心のデモと、松本さんたちが主 導しているサウンドデモとは、雰囲気も編成の仕方も違っている。一方に慣れた 人には、他方は入りにくいところがある。ネットで集まった反原発若者グループ が、どこに並んだらよいか、取り残されたように集まっていたのを見たこともあ る。梯団※という軍隊用語を、デモのひとかたまりに対する呼び名として、警察 と労組系デモの主催者がともに使っているのを聞いて、違和感を感じたこともあ る。
※大辞泉 大兵団が行進をするときなどに、便宜上いくつかの部隊に分け た、その各部隊。
そもそも、日本共産党は、諸民グループとの付き合いはうまくなかった。共 産党支持とはいえない人々とのつながりが。九条の会はうまくやっているようだ が、広がりはそれなりだ。
今までにも小田実氏をはじめ、その時のリーダー的な市民活動家と対話をし たりも試みたことは何度もあるが、しっかりしたきずなとして、定着しなかっ た。
理由は客観的、主体的、いろいろな理由があるが、とにかくそうであった。
だから、阿佐ヶ谷ロフトという場所で、一度対話が行われるということで、 簡単に変わるとは思われないのだが、注目したいと思う。
自民党長期政権からの政権交代が実現され、民主党の生活中心主義からの後 退、など、政権交代の内実も明らかになりつつある。選挙第一主義によって、実 現することの限界も見えてきている。新しい動きはいろいろ生じていて、つなが る動きもある、というところか。