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ロシア革命の再考を3、 レーニンらの毒ガス犯罪をどう総括するのか?

2011/10/22 大方 等 50代 自営業

 こうした事実に対して、正面から向き合うことができないようでは、現代の若者たち、特に知的関心の高い学生たちにもはや相手にされないだろう。
 彼らにとっては、こうした事実は重大な関心事となると思われる。

 彼ら学生たちは、PCのネット環境はもはや自分の一部になっており、そのネット環境でレーニンらの毒ガス攻撃(犯罪だと私は考える)も、実に簡単にアクセスできる。

 ところが、こういう問題自体を知らない党員たちが私の周囲にも実に多い。

 県の書記長経験者クラスでも、「えっ!?それは本当ですか??出典はどこですか??」と目を白黒させて訊き返してくる状態だった。

 ある国会議員氏に問いかけたら、一気に警戒心むき出しの顔になり、著者ヴォルコゴーノフの来歴を挙げてエリツインの側近になった人物だから、資料への精査が必要、、と一応の対応を示した。

 しかし、ヴォルコゴーノフの著作「レーニンの秘密」は既に出版されてから15,6年が経過している。論拠となった資料への「精査」が必要だとしても、それは既に終わってなければいけないハズだ。

 特に不破哲三氏などは党直属の社会科学研究所長なのだから、その責任は重大だと言わなければならない。

 この掲示板でも、こうしたロシア革命の実相に触れる議論がなされなければ、現代の若者、特に知的好奇心の高い学生たちの共感などは得られないだろう。
 ましてや、日本共産党への入党などありえるのだろうか?
 特に日本共産党に近しい学生たちにとっては、入党するか否か、に大きな影響を与える問題だと思われる。
 (かつて、東大、早大、京大、名大などは~大学学生党委員会を組織していた!)

 インターネットはかくも情報を大衆化した。 中東の革命や米国のデモにおいて、ネットは絶大な影響力を発揮している
 それは若者たちにまず伝搬し、大きな影響をもたらした。

 このさざ波でも、ロシア革命におけるレーニンらの毒ガス攻撃犯罪が提起されたからには、さざ波自体もこの問題からは逃れられない。

 毒ガス攻撃を仕掛けた相手は敵国の重武装の正規軍などではない。相手は、500万人が餓死したと言われる大飢饉の中で飢え死にしたくない・生きるために立ち上がった自国の農民たちに過ぎない。

 それも敗残農民たちが森に逃げ込んだものだ。その中には家族も含まれていただろう。(一揆農民は一揆参加者じゃなくても家族そのものが追放されるし、一家の最年長者はその場で射殺 指令参照)

 森だから、遮蔽物が多く、銃で「その家の働き手の最年長者を裁判なしにその場で射殺せよ」ということができない。
 発見すら難しいかもしれない。

 そこで、毒ガスでいぶりだしてしまえ!と言うわけだ。
 つまり、老若男女乳幼児問わずの皆殺しに他ならない。

 こうした毒ガス攻撃(犯罪)は政治局の承認のもとであちこちで実行されたと、述べられている。

 それが、1921年のこと。 日本共産党はその翌年、レーニンらの指導するコミンテルン日本支部として発足した。

 諸兄の深い考察・議論を期待する。