私は学生時代に党員だった時期があります。
党の方針や運営を知れば知るほど疑問が増えて、未結集となり、最終的に離党しました。
今般北朝鮮の独裁者が死亡し、3代世襲が進められていますが、この事態について、さざ波通信に何らの投稿もないことに驚きます。
国内についても、今回の大阪府知事、大阪市長選挙結果の評価はどうなのでしょう。
共産党を含む既存政党の存在意義が疑われる結果なのではないのでしょうか。
「民主」集中制、分派禁止等による自由でオープンな議論が封じられ、選挙を含む活動の総括や方針策定は中央が握り、方針の間違いを確認する仕組みのない組織、これこそが独裁制の基本メカニズムです。
寄稿文をみて共通しているには、共産党が主導権を握る組織を「民主勢力」と言っているようですが、民主主義の根本を外した組織は、民主勢力の対極に位置していることを認識すべきです。
1980年代以降の選挙結果が示す党の退潮は、こうした体質を国民が見抜いているからでしょう。
私はこの国に、民主制度を尊重し、高負担であっても高福祉を実現する政党は必要と考えています。
仮にこのような政治勢力が出てきた場合、従来のように「日和見」あるいは「反共」のレッテルを張って攻撃する体質はかわるのでしょうかね。