内部被曝の専門家、琉球大学名誉教授の矢ケ崎克馬さんが、以下のように発言をなされている。良心的市民活動家である永岡浩一氏によって、この発言を教えていただいた。氏に感謝したい。
壮絶な実態のご紹介に戦慄がはしる思いがした。いま最も必要な報道とは、現代日本が陥っている事態をリアルにイメージできるように喚起する想像力にあふれた叙述だと想う。
以下に記載するのでぜひご一読してほしいと願う。
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矢ケ崎さんは言う。
(1)内部被曝は外部より怖い、体内に入ると放射線を出して分子を切断し、細胞破壊、生命の機能破壊がある.
(2)免疫の低下
(3)細胞が生き延びても、DNAが異常になり子孫に影響がある
(4)核の被害は広島・長崎で経験しているのに、アメリカが核の恐ろしさを小さく見せようとしていた。
具体的ケースが出ており、各地で様々な症状が出ており、東京・町田で被曝から子供を守る会、子供に鼻血が出る(3月以前なし)、医者の診方により、ICRPの見方になり、放射線が鼻の粘膜に留まるとひどい被曝をして、傷もないのに鼻血になる(一般には傷から出る)、被曝範囲が小さいところに集中すると下痢・血便があるのです。東京でこの症例がある。
ICRPの見方だと、大線量でないと出るはずはないとなり、放射線の影響ではないと医者に考えが多く、子供たちが見捨てられている。ICRP=国際放射線防護委員会のやり方で国もやっている。福島で、内部被曝をボディーカウンターで調査しており、これについて、逆用されるケースもある、自治体が二つの要素で動き、安全神話により、被害を考えず、事故の際に原発の対応も出来なかった以上に何もできないが、市民がこれをしてくれと言い、それで動き出しているのだ。
ホールボディーカウンターでの検査、安全神話より、何をやっていいか分からない国が、原爆投下以来犠牲者を隠す政策をやっており、ホールボディーカウンターで雑な測定で、検出限界を高くしていることもあり、被曝している人なしとの結果も出せる。設定は、1時間測定しないと出ないものを5分でやる、そういうこともあり、出てくるものも出ないのである。体内の放射能の証拠なしとされる恐れもある。
ホールボディーカウンター、追及しているが、内部被曝を測定しても経口被曝しか分からず、爆発によるものは分からない、飯館村より、3月15日に放射能が降り注ぎ線量が上がった(プルーム)、汚染のひどいところで、口の中で金属の味がすると100人単位で訴え、後から放射能の味と4月に気付き、しかし検査してもらえなかった、この内部被曝の評価は出来るかについて、放射線プルームはどうかとの質問で、金属の味は矢ケ崎さんも味わった、ヨウ素、セシウムの原子が入ると唾液の作用で電気を帯びて、金属の味になる。金属の味=大量の内部被曝、放射性物質である。
そして、子どもにヨウ素131がどれだけ吸収されたか、半減期が8日で、過ぎると測定不能(測定は8月)、しかしヨウ素の被害はベラルーシ、ウクライナで子どもの甲状腺被害がひどく、ポーランド、国民にヨウ素剤を飲ませていた。ベラルーシで亡くなった人の体内の放射能、バンダジェフスキー博士が死体解剖で調査して、甲状腺にセシウム137が大量にあり、初期にヨウ素とセシウムが出て、ヨウ素とともにセシウムに甲状腺に入るのである。
矢ケ崎さんはいう。ヨウ素がないから調べられないのではない、セシウムを調べて、丁寧に測定して出来るのである。
内部被曝の研究会を立ち上げて、今の学会は外部と内部被曝、後者が隠されている、犠牲者を隠すためで、隠し続けないといけない政治支配があり、政治に支配されないまともな科学を立ち上げて、政治支配=命を軽視、命を大切にしたい。
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あちこちで、民衆の生命と幸福、生存の権利を擁護するひとたちがいる。 その声を決して孤立させてはいけない。彼らを守るのは無告の民衆たちの連帯と勇気である。
真実をつたえる報道、真実を擁護する研究者、私たちは日本の理知に失望する前にやらなければいけないことがありはしないだろうか?!