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世界最高税率25%=日本の消費税17,5%に相当

2011/12/31 大方 等 50代

福祉国家をさん、失礼しました、数値を間違えて紹介しました。 今度は間違いありません。

 再度正しい数値を提出します。

 出展は「オランダの奇跡、スエーデンの挑戦に学ぶ」です。
副題に、21世紀・日本の国づくり、「新・福祉国家」をめざして、、 とあります。

 P119
 各国の租税・社会保障負担(対GDP比)の推移
 OECDのデータより

 1位、スエーデン52%  消費税率25%
 25位 米国   28,9% 同 0%
 27位 日本   28,4% 同 5%

 1998年、OECD29か国中の順位

 つまり、税収そのものが異常に低い(OECD中最低レベル) ことがわかります。
 高齢化率は世界最高水準なのに、こんな低い税率で賄える わけがないのです。

 因みに、スエーデンの52%を日本のGDP500兆円に換算すると 260兆円の税収となります。
 対して日本は、142兆円に過ぎず、約120兆円も少なかったのです。

 P120
では、その対GDP比52%のスエーデンの税収の内訳を見て見ましょう。(再確認) 単位百万クローネ

1、所得税    400131   40,9%
2、社会保険料  282429   28,8%
3、給与支払い総額・労働力課税           46972   4,8%
4、資産課税    36798   3,8%
5、財・サービス課税
          211827  21,6%
  内付加価値税
          132892  13,5%
  そのほか     79135  8,1%
6、そのほか            0,1%

 以上です。(1998年)

 したがって、税収全体の対GDP比が52%なので、日本のGDP500兆円に 換算しますと、35兆1千億円の付加価値税収となります。
(現状の消費税収が10兆円~11兆円ですから、約25兆円の税収増です。)

 したがって、現状の日本の消費税の制度のまな税率だけを計算すると、 3,5倍、、17,5%に相当します。

私のうっかり引用ミスでした。福祉国家をさん、申し訳ありませんでした。

 しかしながら、、ドイツ、フランスの例を持ち出して、消費税率19%、19,6%だから、約30兆円の増収となる、、、食料品などへの軽減税率や高齢化を考慮しても、プライマリーバランスは確保できる、、 

 というのはやはり誤りで、30兆円増なら現状と合わせて40兆円ですから、 スエーデンの実例の35兆円よりも大きいわけです。(約1,14倍)

したがって、税率を25%じゃなく、28,5%とする必要があります。

 (この場合は、スエーデン並の食料品などへの軽減税率が導入されている、と しています。)

 いずれにせよ、消費税で、おっしゃるような30兆円の税収増を図るには、ドイツ フランス並ではありえないのです。

 やはり、少なくとも北欧並みかそれ以上にしなければなりません。