日本に福祉国家をさんのスウェーデンと日本の企業の法人税と社会保険料の負担は同程度であるという文章について、私も勉強したいと思い、反論させてください。
ひとつに、手元にある赤旗の2007年10月14日の記事 社会保障Q&A の中に、2004年度の経済産業省の資料から作成された法人所得税と社会保険料の事業主負担をGDPで割った比較がでています。これによると、日本の8パーセントに対して、スウェーデン14.6パーセントとなっています。
ふたつめに、日本の輸出大企業には優遇税制がなされていて、例えば2007年度のトヨタでいえば、法人税の実行税率40パーセントにして、約6300億の税金を払うところをいくつかの優遇税制で1900億は減税となっています。よく言われるように、40パーセントの税率でも大企業は30パーセントくらいだといわれる所以です。
スウェーデンでも大企業への優遇税制があるのかもしれませんが、まだ実際の数字で勉強したことがないので、実感がとぼしいです。
とりあえず、以上の点から、私はスェーデンと日本の企業負担は同じだと思いません。