ただの、消費税30兆円増税論にすぎません。
それで、財政赤字を解消しようと言うだけですから。
少なくとも、「日本に福祉国家を」というハンドルネームを名乗るくらいな わけですから、消費税30兆円増税だけで良いハズがないのです。
なにしろ、福祉国家構築には莫大な財政支出が伴うのです。
スエーデンやデンマークなどの福祉国家と比較すれば、データ上は ざっと90兆円近い規模の歳出格差がありますから。(日本のGDP500兆円に 換算)
こうした、データをしっかり頭に入れた上で、日本に福祉国家を!と求めて 行かなければ、財政上の裏づけのない、ただの空文句でしかありません。
なぜなら、消費税増税の30兆円は福祉国家をさんの御主張では、毎年の 財政赤字23兆円の穴埋めに使うのみで、余りは多少軽減措置を講じるか、低所得層 への財政支出を講じるだけで、ほぼ、30兆円は財政赤字の解消に消えてしまう からです。
では、残る財源=ゼロでどういうふうに「日本に福祉国家を」構築するので しょうか?
私自身は、旧ハンドルネームはスカンジナビアンと申しまして、ハンドルネー ムどおり、 日本にスエーデンやデンマークなどの北欧諸国以上の福祉国家を!ということ が、私の 主張の骨子です。
ですから、100兆円近い規模の増税が必要だと思っています。消費税分を除 いても80兆 円近い規模の増税が北欧諸国との比較では可能なハズです。
ですから、消費税30兆円増税で、財政赤字が解消される、、そのどこが福祉 国家の展 望なのか???さっぱり分からないのです。
それでは、せいぜい、現行の「非」福祉国家の継続に過ぎないのですよ。
ですから、消費税30兆円増税を!それに反対なら対案を!!とおっしゃる御 主張が、 そもそも、「日本に祉国家を」構築するという展望がまるで無い、ただの消費増 税主義者 の本質をさらけ出されておられるようにしか思えないのですよ。
いいですか、「日本に福祉国家を」さん、本格的に日本に福祉国家を構築しよ うと展望 されておられる人士なら、50兆~100兆円規模の増税・財源論をお持ちのハ ズなのです。
たかだか、23兆円ごときの財政赤字穴埋め策の御主張のハズがないのです よ。
少なくとも、「日本に福祉国家を」さんご自身が、持論として、50兆円や 100兆円規模の 増税・財源論を展開されておられるハズなのです。
ですから、消費増税30兆円で財政赤字の解消を!それに反対なら、対案を! などと おっしゃるハズがないのです。
たとえば、
「60兆円の増税をその4割(24兆円)は財政赤字の解消に!6割(36兆
円)は福祉国家の構築に!
それに反対なら対案を」と言うような御主張となるハズです。
ですから、その60兆円の増税策の中身をあれこれ御主張されておられるハズ
です。
もちろん、消費税だけで60兆円の増税などできようハズもないですから、さ
まざまな、消費税以外
の30兆円~60兆円程度の増税策をこの掲示板で既に開陳されておられるハズ
なのですよ。
でも、福祉国家をさんは、消費税以外のさまざまな30兆円~60兆円程度の
増税論など皆無です。
(消費増税なしならまるまる60兆円の財源論展開となります)
もう一度言いますと、いいですか?
「日本に福祉国家を」本当に展望されておられるならば、
消費税以外のさまざまな30兆円~60兆円の増税・財源確保論をお持ちのハ
ズです。
それでも、北欧諸国にはまるで及ばないのですから。
ことほど、かように、福祉国家の構築には莫大な財源が必要なのです。(北欧 諸国との差は福祉財政だけで、約80兆円ありますよ。、、スエーデンの例)
「消費税増税30兆円で財政赤字の穴埋めを!反対ならば、対案を!!」どこ ろの話じゃないのですよ。
なお、共産党の提言は、私は、確かに、立派に対案の形となっているけれど、 たかが、18兆 円や21兆円程度の増税論で、一体どこが福祉国家の構築なのか!!?と、大い に疑問です。
あの提言も、せいぜい、財政赤字の解消論に毛がはえた程度のものです。
まあ、緊急提言なら、あの程度かもしれませんけど。 福祉国家構築の長期展 望には全くなってません。
なにしろ、50兆円から100兆円規模の歳出格差(福祉財政の規模の格差) があるのですから。 共産党もそういう展望を語らなければ、話にならないでしょう。
なお、50兆円は、大雑把に西欧諸国との格差です。
なお、共産党のデータには信憑性が乏しい、とおっしゃいますが、福祉国家を さんご自身もデータを あまり正確に把握されておりません。(まあ、私も時々間違いますが)
企業の租税+社会保障費負担率のデータ紹介では、対国民所得比を対GDPと間
違われておりまし
た。
対国民所得費と対GDP比とではデータが随分違いますよ。
また、対国民所得比と訂正後もスエーデンのデータは間違ってませんか?
フランス19%、、スエーデンは18~9%程度ではないですか?
即ち、この二国は08年では24,5兆円日本企業より負担が多い、というこ
とじゃないでしょうか。
共産党のデータの信憑性をおっしゃる前に、もう一度ご自分の紹介されたデー タの確認をお願いします。
ああ、それから、提言には戦略論が無い、、とおっしゃいますが、そもそも提 言にしろ、主張にしろ、何らかの戦略的裏づけがあって主張しているものではな いのです。
戦略的裏づけなど、私の主張にもまるでありません。 私はただの一市民です から。
戦略的裏づけなどは要するに、権力を握っているものか、権力に近い者にし か、語る資格がない、、と いうことに帰結します。
政党でいえば、自民や民主やせいぜい公明あたりまででしょう。
それ以外の弱小政党政派は、提言などと語るもおこがましい、ということに帰 結します。
そうした御主張もまた、結局、政府・権力、、、官僚の主張の尻馬に乗ってい るだけにすぎません。
しかし、データで検証しながら議論しますと、皆さんの御主張の本質が実に如 実に現れるものです。
「日本に福祉国家を」さんの御主張が、実際には、消費増税・財政穴埋め論で しかなく、せいぜい、現状の「日本の非福祉国家」の継続を!でしかない、とい うことが明らかになったと思います。
しかし、実は、その非福祉国家すらも破壊するのが消費税なのですけどね。
なにしろ、30兆円の消費増税ですから。(スエーデンの制度なら税率 28,5%に相当)
どうも 「日本に福祉国家を」とおっしゃるハンドルネームは、中身がまるで正反対 じゃないでしょうか?
結局「日本に高率消費税と福祉破壊を」という中身になっていると私は理解し
ますが、如何でしょう。
なにしろ、データ上28,5%の消費税ですからね。(あるいは軽減なし均一
20%の消費税?)