投稿する トップページ ヘルプ

一般投稿欄

政党交付金を獲得せよ・・私も大賛成です。

2012/3/10 エガリテ 60代半ば 退職後アルバイト

政党交付金を獲得せよ・・私も大賛成です。
 赤い狐さん、利根川大好きさんの主張に大賛成です。赤い狐さんの指摘すべて あたっていると思います。共産党は大いなる勘違いをしていると私も思っていま す。また利根川大好きさんの「しかし、これはウィーナーが心配した人間の非人 間的使い方・生き方とはいえないだ ろうか。共産党は全組織員が常にもっと良 い活動形態、もっと良い政策の実施、もっと国民に理解されためになる組織を目 指さないとマルクスもエンゲルスも満足しないのではないか。ビラまきは現在で はもっとも能率の悪い選挙活動である。」もそのとおりだと思っています。とり わけ「人間の非人間的使い方・生き方とはいえないだろうか」という行は、全面 的に賛成です。共産党は党員に非人間的な活動を求め、結局はまじめな多くの党 員をつぶしています。活動というのはもっと楽しいものでなければならないとい うのが私の持論です。
 共産党は政治というものが全く分かっていないと思っています。この間の橋下 氏を見ていると政治が如何に面白く楽しいものか分かります。(独裁者・思想統 制の面もありますが)。共産党の政治は赤旗新聞の読者拡大が最大の課題になっ てしまっています。党員にとっては「苦役」になっています。(毎日、日報を上 げることが義務つけられます)
 新聞については、世間では、「新聞は超一流大学出身インテリが記事を作っ て、売って回るのはやくざの仕事」という言葉があります。(問題のある表現で すが、ある程度的を射た発言と思われます。)また、読売のドンである渡辺氏 が、自社の記者たちを集め「読売新聞がなぜ読者数が一位なのか分かっている か、お前たちの記事が優れているのではない、巨人軍があれば新聞なんて白紙で も売ってみせる」と豪語したといったという有名な話もあります。赤旗には巨人 軍のような魅力がなく、若者が新聞離れしている現在、その拡大は困難を伴います。
 赤旗だけでなく、一般紙もその存在をかけて新聞の拡販運動を取り組んでいま す。たまたま職場で「新聞の拡販協定」のビラが入っていた話をすると、4名の 内2名が一般紙ですが、年間10ヶ月しか払っていないと言いました。それを聞 いたもう一人も新聞販売店と交渉し、2年間取りつつ付けることを条件に20ヶ 月分でよいとの条件を引き出したと後日報告しました。
 世間一般で新聞離れが進行し、一般紙も生き残りをかけた戦いをしている中、 魅力のない赤旗(注1)が部数をふやすことはきわめて困難な情勢になっていま す。もうすでに赤旗を増やして選挙で勝って権力を握るという路線は破綻してい ると見ています。(赤旗が100万部数になると言うのは夢のまた夢です。)

注1:最近の赤旗には大きな弱点があり、一紙で間に合うという看板も剥げ落 ち、何を目的としているのか分かりません。  赤旗の弱点は、
①中国報道が完全にゆがんでいます。
 中国を社会主義国と捉え評価し、中国の問題点を隠蔽していること
 具体例としては、中国の民主化運動家に対するノーベル平和賞の報道、中国の高速鉄道の列車事故の報道、あるいは全土で起こっている人民の反乱など、一般紙に劣る報道をしている。
②3.11の震災報道取り分けて原発事故の報道(原子力の平和利用を捨て切れていないこと)
 さよなら原発の集会(9月19日)の主催者発言の報道姿勢など
③選挙報道などのゆがみ
 一せい地方選の最大の特徴は、原発反対を掲げて世田谷区長選挙で社民党の保坂氏が当選したことですがこれを握りつぶしたこと
④「保守との共同」の戦いの中に活路を見出しています。(「ばかも極ま れり」という状況です。) 革新の統一戦線は何処にいったのか?
 取り分けて中国問題に対する赤旗の報道は異常であり、ソ連や東欧諸国の 崩壊に際し、「あの国は社会主義度と無縁な国であり、崩壊を歓迎する」といっ たが、中国の「社会主義体制の崩壊(共産党の一党独裁)」の際にも同じ発言を するのか注目しています。

 共産党の幹部は、赤旗拡大で本当に世の中が変わると思っているのでしょう か。私は思っていないと見ています。なぜ赤旗拡大をするのか、それは唯一お金 がほしいからだと思っています。このまま赤旗が減紙を続けたら共産党は破産し てしまいます。(それほど追い込まれています。)「破産」を回避するためには どうしても赤旗拡大が必要になっています。
 卑近な例で悪いですが、統一教会が多宝塔を売っています。これを末端の信者 は本当にこれを売れば幸せになると信じていると思いますが、幹部はまさに金儲 け(収奪)と割り切っていると思います。共産党も末端の党員は赤旗を拡大すれ ば世の中が変わると信じて一生懸命努力していますが、なかなか進みません。疲 労困憊になり、展望がひとつも見えません。この悪循環を断つべきだと思ってい ます。

<政党助成金をもらうべきである>
 この悪循環を回避するためには、政党助成金をもらうことが唯一の道だと思っ ています。国民のために働く政党が、政党助成金をもらうことを恥じる理由はど こにもありません。国会で決めたことを一人反対し「ええかっこ」してみてもな んら効果はありません。共産党は合法政党であり、国会で決まったことは基本的 には国民の意思であり、それに従うのが原則です。「国民の意思」に反して、自 分だけが「ええかっこ」する姿勢は決して国民は支持しません。(自分だけが 「ええかっこ」して目立とうとする。・・それは一般的に受けないので す。・・・仲間はずれされる原因です。)

 赤い狐さんはこの辺を
 わたしにとって、共産党のイメージは貧乏人の党ではなく、「ええかっこ しい」であり、プチブル的道徳屋さんであり、偽善臭がふんぷんと匂ってくる。 制度そのものに対する反対は反対でけっこうだ。
 しかし、貰えるものはなんでも貰う。これがプロレタリア根性ではないか。  と表現されています。

 この辺が共産党の勘違いです。周りの雰囲気を理解できない、KYです。この 間の共産党の支持率が2~3%しかないのを見れば分かることです。政党助成金 をもらっていないから共産党を支持する人はほとんどいません。むしろ共産党は 金持ち政党であり、そのお金はどこから来ているのか疑われているのがせきの山 です。
 また、政党助成金をもらうことは、共産党が国民政党へ脱皮する契機にもなり ます。私は共産党に意見書を15通出しましたが、共産党は回答をくれませんでし た。これは政党助成金をもらっていないからその義務はないと思っていると思わ れます。政党助成金をもらえば、国民の質問に答える義務があることが明確化し ます。(その辺ももらわない理由かと思っています。国民と向かい合いたくな い。方針はわれわれが決める。上位下達の典型です。)

<政治の基本は清潔さではない>
 政治とは国民のために天下国家のために国民に奉仕することであり。天下国家 のことを語らず、「政治と金」だけを馬鹿の一つ覚えのように言うのは、厳しく 言えば政治を愚弄するものです。
 今日の情勢で言うなら、世界的な景気の減退のなか、国民の財布の中身はどん どん減り続け、閉塞感が充満している状況です。これを如何に打開し、国民生活 を豊かにするかが問われているのです。大阪のダブル選挙で見られた共産党のス ローガン「安全・安心・やさしい大阪」このスローガンのどこに現状打破の方向 性があるのですか。少なくとも、橋下氏が提起した既得権益の打破の方が、そこ から開かれるという方向性を示唆しています。
 また、小沢裁判についても共産党は不確かな事実(検察情報)をもって小沢氏 を批判してきました。共産党の基本姿勢は、国家権力と真正面から戦うところに あります。ここが他の政党と違いであり、共産党のもっとも優れた特徴とすると ころです。これがなくなれば、共産党の存立意義がなくなります。この間の共産 党の言動を見ていると、検察は絶対に正しく、検察が小沢は犯罪者といってい る、だから小沢犯罪者だという論議を振り回しています。
 しかし、検察が国民の敵であることは戦前の共産党に対する弾圧で明らかであ り、最近も村木厚子元厚生省労働局長事件でその正体が暴露されたばかりです。 また小沢裁判でも検察は元秘書の石川知裕議員の供述調書の捏造を行い、小沢氏 を有罪に陥れる策動を行ったことが暴露されています。この期に及んでもいまだ に「政治と金」の問題を馬鹿のひとつ覚えのように唱えている共産党は本当に政 治オンチです。この段階では、検察組織の国民弾圧の体質を暴露することの方が 政治的価値があるのです。(注2)

注2:村木事件で証拠の改ざんを行ったと起訴された前田元検事ですら、この 裁判はスジが悪いといっています。陸山会公判で「私が裁判官なら小沢元代表は 無罪を書く」述べています。(東京地裁第10回公判)

<橋下の政治はなぜ面白いのか>
 彼は、現在の国民の抱えている課題を真正面から捉え、自らの考え対案を出し て、世間に論議を巻き起こしているから面白いのです。共産党はマスコミは橋下 だけを取り上げ不公平だと泣き言を言っていますが、確かにその面もあります が、共産党の政策力の無さやディベート力のなさがこの結果をもたらしているこ とも理解すべきです。現在の日本社会での主要な議論は、小泉氏が主張した「痛 みを伴う改革」という考えが国民を支配しています。もう右肩上がりの経済状況 はありえないことを理解し、所得の再配分を如何に行い、全員が「納得」できる 社会を如何にして作るかが課題になっています。
 特定の者に富が集中し、一方では最低限の生活を維持することすらできない者 が若者を中心に増えているのが現在の状況です。この富の集中が合理的に行われ ていることには反対しませんが、不当に、あるいは不正に富が集中している者が いないのか、この腐敗や不正を追及したいという国民の声が大きくなっています。
 まともに働いても200万円以下しか収入のないものが、700万あるいは 800万くらいの収入のある公務員を(50代後半で)既得権益者と見るのは、 ある意味ではあたりまえです。あるいは、すでに退職した者の年金が、現役の労 働者の賃金を上回ることも異常です。(公務員を中心とする一部の者ではある が)この状況は健全な社会とはいえないと思います。これに対する解決策を示さ ず大阪ダブル選挙のスローガン「安全・安心・やさしい大阪」を掲げても、国民 はこのスローガンに改革の息吹を感じられず、橋下氏の「既得権益の打破」に共 感を示したのです。
 政治とは常に国民の気分感情がどこにあるのかを把握し、それに応えていくこ とが必要です。(注3)共産党はその努力を全くせず、何十年前に受けたスロー ガンをそのまま使い、先の大阪ダブル選挙戦を戦い大敗したのです。
 現在の政治を「政治と金」の問題追求で打破できるという共産党の政治オンチ さにあきれ返ります。また消費税反対で勝てると思っているのもばかげていま す。(もはや反対だけでなく積極的提案が求められているのです。)今は富の再 配分に対して積極的な展開をしていかない限り国民の支持生えられません。
 橋本の主張はそこを捉えているのです。彼の賢いところは、弱者切捨てではな く、弱者にも配慮しながら、そのことを行うという主張をしていることです。

注3:3月7日付け赤旗8面【党活動】に重要な主張が載っています。選挙対策局 の主張です「4中総後の中間選挙の結果、教訓と問題点」
 この文書の特徴は
①この間の選挙結果を数字で表し、他党派との力関係を描きながら総括しています。(これが当然のスタイルです。)
②政策論戦の留意点は、何かであることを明確にしています。長くなるので引用はやめますが、「正しい指摘」だと思います。
 この視点で、大阪ダブル選挙の総括を是非やっていただきたいと思います。

<この土日のテレビでの橋下氏の発言>
 彼は公務員組合の不当な政治活動の話をしています。その際公務員労働者の権 利一般を否定せず、ただ自分の社長が決められるこのシステムが首長と組合の癒 着を生むと批判しています。(ここでは、自民党の公務員批判と一線を画しなが ら、批判しています。彼のこの指摘はある意味当たっているのです。労働組合が 首長を支持する理由は、第一義的には組合員の利益を守るためであり、決して国 民の権利を守るためではありません。)
 次に、税と社会保障の一体改革の議論でも、社会保障は富の再配分の問題だか ら所得税や法人税などの問題との関連で捉えるべきと主張しています。消費税は 使うべきではないと。また資産課税強化についても言及しています。
 さらに、生活保護不正需給の話で多くの議論がなされましたが、ここでも自民 党の世耕氏が自民党は8000億の削減を考えていると自慢した際、すかさず最 初に減額ありというのは間違っている。あくまで適正な需給をすると主張しまし た。また、彼はベーシックインカム(最低限所得保障)の考え導入し、国民の生 きる権利を保養していく立場を明確に打出しています。
 年金問題では「掛け捨て」論を打出しています。所得が1千万もある人に年金 を支給せず、その財源を弱者に回すといっています。明らかに彼は既得権益者を 敵に回し、その分を弱者に回すというメッセージを送っています。ここが共産党 と決定的に違うところです。彼は国民に議論を吹っかけています。みんなが政治 に熱くなれるのです。やはり政治は国民の熱い議論の中から生まれてくるので す。(「安全・安心・やさしい大阪」は国民を議論に巻き込まず、そういう社会 を作ってあげますというイメージであり、国民の参加を求めていません。)
 共産党は大企業の社内留保の問題や軍事費の問題は取り上げますが、国民間に ある矛盾を取り上げることは回避しています。たとえば共済年金と厚生年金の支 給の格差などは一切取り上げません。あるいは先に指摘した年金の掛け捨て論に も組みしません。なぜなら99%国民からの支持を得ようとして、誰も敵に回さ ない政策を出しています。それが「安全・安心・やさしい大阪」というばかげた スローガンです。皆さんの味方ですよというスローガンほどばかげたスローガン はありません。「共産党は弱者の味方」というスローガン(方向性を明確にす る。)を掲げないかぎり絶対に前進しません。最近の「保守との共同がおおきく すすみ、日本共産党のへの期待が広がっています。」(大阪府日本共産党講演会 ニュース2012年1・2月号)はまさに共産党の変質を図るものであり、先の ダブル選挙から何も学んでいません。このような共産党の状況では橋下が一人勝 ちするのは当然です。

<共産党の衰退は、すべてお金に原因がある>
 「政治と金」これは共産党がもっとも得意な分野です。この主張で過去に大き な成果を上げてきたのは事実です。共産党は他の政党と違い、赤旗を発行し大き な資金を動かせるため、他の政党が企業献金やそのた不正なお金を集めて戦って いる姿を「あざけ笑い」攻め続けてきました。政党助成金にも反対し、自らの自 立的手法による集金活動(かんぱ等)で党を運営し、ここで他の政党との差別化 をはかり、党の躍進を狙いました。しかし皮肉なことに、その赤旗が大幅に減紙 になり、一気に財政運営の枷になってしまいました。そこで大騒ぎ(赤旗拡大の 号令を出す)していますが後の祭りです。(もはや増紙は不可能です。・・2月 3日付け赤旗8面:大運動で「2月度は、日刊紙、日曜日版とも後退する結果に なりました。」と報告されています。)
 生き馬の目を抜く資本主義社会で、素人集団が企業と同種の物を作り競争するこ とにそもそも無理があるのです。企業経営(赤旗)がうまくいかないと政党も持 たない。こんな無謀な挑戦をすることがそもそも間違っているのです。
 政党助成金を憲法違反とまで言って責めてきたため今さら手を上げることができ ないのと思われていると思いますが、ここは侘びをいれ政党助成金をもらうべき です。(得意分野に過信して失敗する典型的な事例です。)
 この間共産党は、全党を挙げて赤旗拡大を行っています。ところがすべての力 を(議員なども含め)赤旗拡大に注ぎ込むため、党活動が面白くなく、皮肉なこ とに強大な党の実現どころか、党員は疲れ果て、決定の読了などすべての点で後 退し、大阪ダブル選挙の共産党の政策の支離滅裂さなどを見ても明らかなよう に、政策能力も失せ、政治的力量も落とす結果となり、危機が全面開花する状況 になっています。すでに政党としての体をなしておらず崩壊(破産)寸前になっ ています。その姿が国民にも見えているから票が入らないのです。凋落していく 政党を誰も支持しません。やはり選挙は勝ち馬に乗るのです。アメリカの大統領 選挙に見えるあのお祭り騒ぎのような運動の中で人を組織していくことが重要で す。(赤旗拡大で人を組織するのは根暗です。・・気が重くなります。)
 もう一度、党建設とは何か一から見直し、原点にもどり、「保守との共同」な どという幻想を断ち切り、弱者の味方を明確に打出した理論体系の構築を行わな い限り、共産党はここ10年以内に消滅の危機を迎えると思います。
 政党助成金を受け取り、お金から開放され、落ち着いて共産党のあり方を一か ら見直しませんか。くどいですが赤旗拡大を通じた共産党の飛躍の夢はすでに破 れています。この方針の誤りを認めない限り共産党の再生はないと思っていま す。誤りを認め撤退することもイクサでは重要です。それが指導者に求められる 資質です。共産党はこの主張に対して敗北主義だとわめき散らすと思いますが、 「兵をねぎらい力を養う」、新たな戦いを組織するそれこそが勇気です。それが できるのが大将の器です。(政治家というものです。)