クマさんの力説を読ませていただきました。
残念ながら、クマさんは一般論者とは議論をしないようですので、簡単に感想を
述べさせていただきます。
先に紹介しましたが、データでみると、スエーデンではGDPの約50%を租税社会保障負担として徴収しております。
そして、そのジニ指数を見ますと、95年当時ですが、
当初所得では0,49と日本の0,34よりもはるかに格差が大きい社会構造でありながら、社会保障・福祉支給(教育も無償)後の比較では、 スエーデン0、23に対し、日本0,27 となっており、社会保障・福祉の効果がはるかに強力であることが分かります。
これはすなわち、GDPの50%徴収は平均ですから、富裕層、(=概ね資本家あるいは、大企業)の所得からの徴収はもっとはるかに大きいと考えなければ成り立ちません。
それは、60~70%いやもっと大きいかもしれません。
以前、他掲示板に以下のように述べる方がいました。
資本家が投げ与えた、ほんのわずかなおこぼれを、福祉だ、社会保障だ、と有難がり、まるで、福祉国家が労働者貧困を解決してしまうかのごとき議論がすなわち、福祉国家論者である。
いかにも、革命的な勇ましい言葉ではあります。
そこで、私は、
なるほど、すると、貴君は、資本家と言うものは、特に北欧の資本家と言うものは、自分の年間収入の、70%くらいを「ほんのわずかなおこぼれ」として労働者に投げ与えているのだ、と言うのだね?
私は、資本家と言うものは、たとえ1%でも、がめつく金に執着するものだ(個々人には例外はあるが階級としての本質的欲求として)と理解して来たのだが、それはとんだ間違いだったのかな?
貴君の主張では、北欧の資本家と言うものは、例えば日本の資本家よりも随分気前がよいのだ!!
という主張と理解して良いのだね??
ところで、貴君は革命的共産主義者~~と自認しているようだが、革命的共産主義者と言うものは随分と資本家(特に北欧資本家)を賛美するものなのだね??
彼ら、北欧の資本家諸君は自分の年収のおおよそ70%くらいでも、「ほんのわずかなおこぼれ」として易々と投げ与えているのだ!!というわけだから。
こうした、資本家賛美論を振りまく自称革命的共産主義者が他の掲示板には実に多い。
しっかり、データを把握した上で、それに基づく議論をする必要を痛感した次第です。
では、いかなる議論・主張が革命的立場なのか?
諸兄のご批判・ご意見をお願いします。