スカンジナビアンさん
ロシア革命の裏面史、参考になりました。
少数革命、暴力革命の遺伝子が日本共産党に継承されている証の例が、民主集中
制や分派禁止です。
党内外の自由な意見交流を禁止して、国民の多数派を形成することは、相いれな
い話です。
民主制の歴史がある欧州の国では、このような組織は殆どなくなっています。
日本共産党との関係が強かった丸山眞男氏、田口富久治氏等の示した見解や理論
について、ユーロコミュニズムが台頭した一時期、多元主義など自由な 発言が
可能な時期があったものの、その後の揺り戻しにより、元の木阿弥。党幹部の一
部が、政策や理論の「教義解釈権を独占」し、独善的な結果を押 しつけ、従わ
ないと排除行動に出る。
見解の違いを保留し、政治、経済の現実から検証するようなプロセスをもとうと
しない。
間違いを見直すことは皆無。インテリ官僚好きな体質も、ボリュシェビキのDNA
でしょう。
その他の一般党員は、機関紙の販売促進、党費納入ノルマがあり、猜疑の眼で監
視されるだけの存在に陥っています。
しかも、多くの専従者が、根拠のない除名、離席処分を受けて、失業していま
す。政党職員にも労働基本法を適用するような政策提案はだせないでしょ う。
これは、日本共産党の常套句「労働者の権利を守る」等は絵に描いた餅でなこと
を実証する事例でしょう。
こうした真実を公開することは急務です。
民主主義を守り、異なる意見を尊重し、大同団結できる政治組織に変えることが
できない状態では、議席の減少は不可避、組織の弱体は加速するでしょ う。
勤労者や社会的弱者を支えるような国政改革を願う一般党員やシンパの方々が気
の毒です。