10月28日付けの田村秋生氏の「櫻井智志さんへ」を拝読させていただきました。
氏への反論も批判もありません。ご紹介いただいた小沢一郎氏らがドイツ脱原発視察の動画や新たな情報をご提供いただき、有意義なご投稿でした。
こう書くと何も後に書くことはないようなものですが、最近の政局への感想を書きます。
それは小沢一郎氏のことです。反民主、反自公に対して、小沢氏は、「第三極」形成に地道に取り組んでいます。「国民の生活が第一」をもとに、自公をのぞく野党に働きかけ続けています。
しかし、石原「きままな坊ちゃん政治スター」都知事が、またも選挙で選ばれた都民を投げ捨て、都知事退職、国会復帰を唐突に表明しました。そうして、「第三極」を僭称し、マスコミは野田民主、安倍自公に比して第三極、第三極ともちあげてきました。その中身は石原新党(まだ党名さえ決まっていないまぼろしの政党におべんちゃらを使うマスコミに憤りを覚えます。)が橋下維新の会や石原新党がのみこんだ「た ちあがれ日本」とのやりとりに過ぎません。第三極などではない、民主や自公よりももっと右のウルトラ保守であり反動勢力の糾合に過ぎません。
小沢氏がマスコミから黙殺されつつも、地道に真「第三極」勢力を形成しています。小沢氏の政治行動をすべて支持はしませんが、どのように政局にあらわれてくるか、関心を覚えます。なによりも、小沢氏は、反消費税や脱原発の立場にしっかりと立っています。たしか反TPPでもあると思います。TPPが日本の産業を崩壊させるばかりか国民皆保険制度をつきくずし、日本の社会のシステムを破壊させる愚策であることは、医師で医療を土台としての社会運動家でもある佐久総合病院の色平哲郎氏は、その危険を的確にネット上や専門の医療雑誌でも発表されています。
田村氏がご指摘のように、日本共産党は共闘とは一線を画しています。そのことが政局全体にどのような帰趨をもたらすか、懸念をもっています。そのことについては、前回に現状分析と対抗戦略欄で投稿したとおりのことなので、重複は避けます。
田村さん、これからもどうぞよろしくご指導をお願い致します。