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健全な野党のままで政権はいつ目指すのか?

2013/7/2 町の灯

 都議選では、議席数で予想を上回った。しかしこれは国政ではない。
 未来を求める私たちは、国政の場で、権力を獲得しなければならないのが課せ られた目標ではないか。しかし、本日の BS朝日の「プライムニュース」に出た志位委員長は、謙虚にも「650万票、9 議席」を獲得目標として改めて掲げた。 都議選での伸長が「共産党の実力ではない」とフロッグであることを認めた上で のことだ。このファッシズムか、日中戦 争か、という切羽詰まった今、なんのなすところもなく、従来の総選挙と同様な 票読みを繰り返すに過ぎない。失望の3 乗だ。あくまでも議会票だけを見ているだけだからそうなる。エジプトやトルコ やブラジルなどの大衆運動の広がりと力 強さを全く視野に入れていないからだと思う。大衆の力は既存のそこにある政党 など、目もくれずに拡大し発展するのだ 。こうした大衆を信じそこに基盤を置かなくてどうして権力を追い詰めることが できるのか。
 TVの発言の中で、キャスターから「中国が領土で理を通せば聞くと思います か?南沙や西沙の力ずくを見てそう言えま すか?」と問い詰められて、志位氏は若干しどろもどろで「理を説けば中国国民 も納得します」と言っていたが、国家が 理を説いてそれに納得して領土を手放すなど歴史上もありえなかった。まして 「中国固有の領土」と主張して「日本の固 有」を否定しているのだから。さらに日本共産党は、労働者市民の党を標榜する 以上、自民党という資本家の党と轡を並 べて同じことを主張してはいけないのではないか?